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さらに高速化した「Movidius Myriad X」を採用だ!!

エッジの"神デバイス"となるか - ディープラーニング"推論"で普及を狙う「AI CORE Xスターターキット」

2019年02月20日 11時00分更新

文● ハイサイ比嘉
提供: V-net AAEON

手軽なセットアップ、OpenVINOの学びやすさを追求!

 引き続き登壇したのは、岡谷エレクトロニクスさん。岡谷エレクトロニクスは、RealSence Camera付きAI CORE Xスターターキット(DP-UP2AIX)の販売を担当するほか、Intel代理店として各種製品群、OpenVINOの解説などを行なった。AI CORE XスターターキットにプリインストールされているOpenVINOサンプルの起動用スクリプトやドキュメント類も、岡谷エレクトロニクスが用意したとのことで、あわせてその紹介も行われた。

そもそも、一般にAI(人工知能)とされているものは、どういった概念を指しているのかを紹介。1940年代に人工知能の研究が開始されて以来、何度かブームを迎えていることを解説した

機械学習(Machine Learning)と深層学習(Deepl Learning)の違い

学習(Leaning)と推論(Inference)は、別々に実装可能

ユーザーの周辺(エッジ)にIT機器を配置するエッジコンピューティングの特徴には、通信帯域削減やコスト削減、ネットワーク障害に強いこと、低レイテンシーなどがあり、注目が集まっている点も見逃せない

インテルは、深層学習に関連するものとして、CPU、iGPU(CPU内蔵GPU)、FPGA、VPUなどのハードウェアを展開

VPUだけでもさまざまなフォームファクターの製品でアプローチしている

OpenVINOは、推論処理に最適化した、画像処理・画像認識向けの無償ツール群

画像処理、深層学習を使用した画像認識をサポートしており、インテルのアーキテクチャに最適化されたヘ“テロジーニアス”的なライブラリーとなっている

インテルが提供するCPU(MKL-DNN)、内蔵GPU(clDNN)、FPGA(DLA)、Myriad(NC SDK)などの各種深層学習用アクセラレーターを同一APIで活用できる

メンテナンスの負荷低減ほか、厳密な負荷見積もりやハードウェア選定なしで、すぐに開発・評価に着手できる

RealSence Camera付きAI CORE Xスターターキット(DP-UP2AIX)は、ディープラーニング“推論”を採用したコンセプトデモやプロトタイプ開発にすぐに取りかかれるよう、必要なハードウェア、ライブラリー類をワンセットにまとめた製品

サンプルなどをすぐに起動して確認できるよう、起動用の独自スクリプトもインストール済み。ディスプレー、キーボードなどをつないで電源を入れるだけでよく、環境構築の手間を大きく低減している

盛り上がり始めたディープラーニング“推論”に今こそ注目!

 これまでのディープラーニングというと、一般的なPCとGPUの組み合わせが多かったり、大規模な学習用データの用意が必要だったりと難易度が高い状態だった。しかし、学習と推論に切り分けることで、特に推論方面では小型化や低価格化が進み、中小企業や個人レベルでも活用・学習しやすい環境が整いつつある。これを機に、RealSence Camera付きAI CORE Xスターターキット(DP-UP2AIX)を手に入れて、ディープラーニング“推論”を学んでほしいところだ。

(提供:V-net AAEON

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