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セイコーソリューションズ、NTPサーバーと同期できるネットワーク型時計

2019年02月08日 19時00分更新

 セイコーソリューションズは2月5日から、ネットワークにつながったパソコンや各種システムと同様に、NTPサーバーから配信された時刻を表示するネットワーク型時計「NTPクロック」を販売している。価格はオープン。

 アナログ時計「SCN-300J」に加え、時/分表示のデジタル時計「SLN-1004W」と、時/分/秒表示のデジタル時計「SLN-1006W」を用意。

 現在使われている電波時計やGPS時計など、電波塔や衛星から時刻情報を受信して自動的に時刻をあわせる時計は、建物の構造などで制約を受けることがあるという。

 本製品は、既存のLAN環境を活用して時刻情報を取得。LANケーブル(UTPケーブル)を利用して電力を供給するPoE(Power over Ethernet)に対応。LANケーブルが敷設されている場所だと、電波時計などが不得意な建物の奥まった場所(閉鎖空間)や地下でも正確な時刻を表示できる。

 既存のLAN環境に時計システムを集約するため、一元的に監視、管理が可能。オプションの「NTPクロック監視ソフトウエア」を使用すると、集約された本製品を最大1440台まで一括で監視・運用できる。

 SCN-300Jはサイズが直径315×高さ43mm、重量は約0.9kg。SLN-1004Wはサイズが幅520×奥行き42×高さ176mm(突起部を除く)、重量は約1.8kg。SLN-1006Wはサイズが幅610×奥行き42×高さ176mm(突起部を除く)、重量は約2.0kg。

 セイコーソリューションズは、ネットワーク上で正しい時刻を配信するNTPサーバーとして「Time Serverシリーズ」を20年以上販売している。本製品の発売で、システム内の端末と設備に加え、施設内の時計もタイムサーバーを親時計として共通利用ができる。トレーサビリティー確立のために業務上正確な時刻が必要な、食品・医薬品・化粧品の工場や病院などでも利用拡大を図るとしている。


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