日常的に使ってもらえるよう、今回は少額決済がメインに
QRコード以外や非接触決裁もユーザーの声次第で検討する
そうした中、新たに提供する100億円キャンペーンは、「日常での利用を促進したい」(中山社長)という観点で設計された。より多くのユーザーに毎日使ってもらうことを狙い、最大の還元率が20%なのは変わらないものの、還元額上限を1回につき1000円に抑えた。つまり、1回の買い物が5000円までなら、1000円が還元される。また、期間中の還元額は累計でも5万円までだ。
決済手段によって還元率も変わり、PayPay残高(銀行口座からのチャージを含む)やYahoo!マネーで支払った場合は還元率20%、Yahoo! JAPANカードでは19%、Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードでは10%となっている。
抽選で全額が還元される「やたら当たるくじ」も実施されるが、こちらの上限も1000円だ。この場合は、1回1000円の買い物で200円還元のところ、当選すれば全額の1000円が還元されるというのが最大となる(前回は最大で10万円)。5000円の買い物の場合は、20%還元でも全額還元でも1000円となる。
1回あたりの還元額の上限が下がった代わりに、前回は当選確率が40回に1回だったところ、今回は10回に1回となり、さらにYahoo!プレミアム会員は5回に1回の当選確率となって、当たりやすくなった。こちらの累計での還元上限額は2万円まで。Yahoo! JAPANカード以外のクレジットカードを使った場合は対象外だ。
こうした変更は、少額の決済を繰り返し使ってもらうことで、QRコード決済の利便性を体験してもらいからだと中山社長。第1回目のキャンペーンで高額での利用を、2回目では少額での利用を促すキャンペーンによって「日常でQRコード決済を使ってみるというシーンを作っていきたい」と、決済習慣としてのPayPay利用を促進したい考えだ。
また、QRコード以外の決済手段となる物理カードや非接触決済の対応に関しては、「ユーザーの声を聞いて、必要と思えば戦略的に取り組みを検討していきたい」という意向を示している。
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