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「ARクラウド」実現に向けさまざまな企業が注力

イギリスのARスタートアップ、約9億円を資金調達 位置特定技術を開発中

2019年01月30日 13時30分更新

 イギリスのスタートアップ「Scape Technologies」が、800万ドル(約9億円)を資金調達した。Scape Technologiesは現在、都市環境における最大でセンチメートル単位の精度を有する位置特定サービス「Visual Positioning Service(VPS)」の開発を進めており、VPSは複数のARデバイスが同時に接続可能なARクラウドに活用可能と期待されている。

 今回Scape Technologiesが調達した資金は、VPSの開発とVPS用のフレームワークの制作に使用される予定。今回の出資には、シリコンバレーの投資ファンドMosaic Ventures、イギリスの投資ファンドLocalGlobe,の他、Fly VC、Entrepreneur Firstが参加しているとのこと。

 Scape Technologiesは、現在開発が進められているVPS以外のシステム開発にも取り組んでおり、Scape Technologiesによると、今後5年以内に「ubiquitous spatial intelligence」と呼ばれるシステムを開発し、リリースを予定しているとのこと。ubiquitous spatial intelligenceはARデバイスに、より詳細な周辺情報を提供するシステムとなることが予定されている。システムによるデバイス間の情報共有機能の実装予定もあるとのこと。

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