TAKUMI JAPANが都内で発表会を開催。昨年12月に発売されたポータブル翻訳機「KAZUNA eTalk5」にSIMカードセットモデルを追加するとともに、スマホや携帯電話などのリリースについても予告した。
TAKUMI JAPANは、プラスワン・マーケティング(FREETEL)の創業者である増田 薫氏が新たに設立した企業。同社が提供しているKAZUNA eTalk5は、4G通信機能も持つスマホベースの翻訳機で、英語や中国語、スペイン語など72ヵ国語について、端末に向かって話しかけるだけで、相互に言語を翻訳してくれる(オフライン時も対応言語数や精度に制限があるものの利用可能)。
さらにカメラで文字を撮影しての翻訳、テザリング機能によるモバイルルーター代わりの利用などにも対応している。単体の価格は税抜2万4880円。
今回発表されたのは、ソフトウェアのアップデートによる新機能。具体的には翻訳内容をCSV形式のテキストで保存してのエクスポート、また今春には端末を机の上などに置き、2ヵ国語での会話を同時で翻訳する機能(8言語で対応予定)などが今後搭載される。
また世界143ヵ国で利用できるデータSIMのセット販売が1月25日に開始され、価格は税抜2万9880円(従来のブラックに加え、シャンパンゴールドも選択可能)。このSIMは基本的には通訳用で、2年間/約10万秒の音声翻訳が可能。追加の翻訳やモバイルルーターでの利用も追加チャージで対応する。また法人向けの需要が大きかったことから、レンタルプランも提供していくとした。
さらに同社の今後の動きについても紹介された。「これからは1ヵ月に1回のペースで発表会ができれば」と増田氏が語るように、開発が進められている製品が複数あることを示唆。具体的にはスマートフォンや折りたたみ型の携帯電話。特に後者については、海外の大手キャリアとの話が進んでおり、日本より先に海外での展開が進められるという。今後に期待したい。
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