「Xperia XZ3」(ソフトバンク版)を使っていて気になったのが、「どの充電方法が良いか?」ということ。というのもXperia XZ3はUSBケーブルからの充電のほか、ワイヤレス給電のQiにも対応しているからです。さらにUSB Type-Cなので、USB PD(Power Delivery)対応充電機とQC(Quick Charge)対応充電機のどちらも使えます。そこで今回はいくつかの充電機を使ってどれくらい充電時間が違うかテストしてみました。
用意したのは中国製のUSB PD対応充電機とAnkerの「PowerPort Speed 5」。ワイヤレス充電機は、Googleの「Pixel Stand」とCheeroの「2 Coils Wireless Charger Stand」です。
テストはバッテリー残量がなくなりシャットダウンになった状態からスタート。15分間で何%まで充電できるかチェックしてみました。結果は下記のとおりです。
- 中国製PD対応充電機:19%
- PowerPort Speed 5(QC):11%
- PowerPort Speed 5(PowerIQ):11%
- Pixel Stand:7%
- 2 Coils Wireless Charger Stand:7%
PDでの充電がいちばん速く、ついでQCとPowerIQ。ワイヤレスチャージはそれよりも遅く、どちらも遅いという結果でした。また有線での充電を電流電圧チェッカーで計測したところ、PDでは8.23V/1.54A、QCは4.6V/1.41A、PowerIQではは4.91V/1.41Aとなっていました。電流電圧はかなり変動するので常時この数値ではありませんが、数値的にはPDでの充電がいちばん速いのは納得です。
ワイヤレスチャージは電流電圧をチェックできませんが、Pixel Standの仕様では最大10Wとなっています。有線での充電が実測だとPDが約12.6W、QCが約6.5Wなので、ワイヤレスは5W出ているかなといった感じですね。ワイヤレスチャージは置くだけなので便利ですが、わりと短気な自分はケーブルでの充電のほうが合ってそうです。
※Xperia XZ3(ソフトバンク版)/Android 9で検証しました。
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