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ソニーのテレビは8K液晶&有機ELの二刀流で勝負!

2019年01月12日 14時00分更新

ソニーも8Kテレビに参入!
日本メーカーとしては2社目

 ソニーはラスベガスで開催中のCES 2019で、BRAVIA MASTER Seriesとして8K液晶テレビの「Z9G」、そして4K有機ELの「A9G」を発表。8K液晶テレビの発売は、シャープに次ぐ日本メーカー2社目の参入となる。

プレスカンファレンスで発表されたソニーの8K液晶テレビの「Z9G」

 ソニー初の8K液晶をして98/85型で登場する「Z9G」シリーズの特徴は、まず「Backlight Master Drive」の搭載だ。米国では春以降順次発売予定で価格は未定。

 「Z9G」シリーズに搭載されるバックライト技術「Backlight Master Drive」の名前はソニー好きなら聞き覚えがあるかもしれないが、2016年にソニーが4K液晶の超高輝パネルで初めて披露し、コンシューマー向けモデルの最上位に採用したソニー独自のバックライト方式だが、2018年には採用機種がなく途絶えていた技術だ。

 「Z9G」で改めて採用された理由は、8Kパネルは液晶開口率が低いなかで、2017年に高輝度4K液晶として注目を集めた「Z9D」と同等以上の輝度を確保しているため。実際に会場で「Z9G」を視聴すると高解像度だけでなくHDRの眩しさも十分再現していた。

8K液晶「Z9G」は最小サイズでも85型から展開

98型モデルは業務用機器のような自立スタンドデザイン

4Kや2Kの映像も8Kにアップコンバートする技術

 高画質映像プロセッサーは同社の8K対応映像プロセッサー「X1 Ultimate」に、8K超解像アルゴリズム用の専用データベースを新たに搭載。4Kのみならず2K映像も含めて、あらゆるコンテンツを8Kにアップコンバートする「8K X-Reality PRO」としてソニー独自の高画質技術が発揮されるモデルとなる。

 なお、98/85型の超大型液晶ということで視野角を心配する人もいるかもれないが、ソニーが2018年の4K液晶から導入した「X-Wide Angle」という技術により、視野角も十分確保している。

 そして、もうひとつのユニークなポイントが画面の上下に4つのスピーカーを搭載した「Acoustic Multi-Audio」の採用だ。画面上下のスピーカーを搭載する理由は、上下から音を出す事で画面のなかに音を定位させる事ができること。実際にサウンドデモを体験してみると、従来テレビの下から聞こえていたセリフが画面内に引き上げられた。なお、サウンドはアップデートで立体音響の「Dolby Atmos」にも対応する。

 8K映像については8Kチューナーは搭載していないが、HDMI 2.1対応の仕様のため8K入力にも対応可能だ。

画面下部だけでなく本体上部にもスピーカーを内蔵

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