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ノートPC、スマホに使えるモバイルバッテリーを試した

2019年01月06日 12時00分更新

 スタバでMacBookどころか、スタバでSurfaceも言われるようになった昨今、もはやノートPCを持って出かけて、カフェで開くのは当たり前のこと。が、いつまでも自分の中で解決できないのは電源だ。

 できればACアダプターは持って歩きたくないし、持って行ったところでたまたま入ったスタバにコンセントがない場合だってある。諦めてPCのバッテリーだけで過ごすのも手だが、バッテリー切れ寸前で連絡が来て作業しなきゃいけなくなる、というのはよくある話。

 ならばと思い使ってみたのが、7月に発売されたモバイルバッテリー「Omnicharge」。USB出力のほかに、AC・DC出力にも対応し、スマホやPC、カメラなども充電できる。今回は20400mAhモデルの「Omnicharge Omni20(Amazon.co.jpで3万5640円)」を数日間試した。

出力は3系統

 20400mAhは製品パッケージを見ると、スマホ最大6回、ノートPC最大1回、デジカメ最大4回充電できる容量と書かれている。USBは5V/3AとQuick Charge 3対応のポートをそれぞれ1基ずつ、AC出力は最大100W、DC出力は1~24V/3.5A(最大70W)に対応する。ACは120Vのほかに、150VのHVDCモードも選べる。

 大容量だとバッテリーの温度が気になるが、独自の電源保護システムによって、熱暴走を検知したら本体が自動的に接続を切断してくれる。過電圧の場合も同様にシステム側で制御するので安心できる。

 サイズは幅127×奥行122×高さ27mm。モバイルバッテリーというとポケットに入るサイズもあるが、これはバッグに入れておく大きさ。重量も611gと、ちょっとしたタブレット並みだ。

 バッテリーの充電はDC入力からで、ACアダプターやUSB経由にくわえ、ノートPCのアダプターにも対応する。専用ACアダプターであれば3時間ほど。パススルー充電も可能。USBやAC経由でデバイスに給電させながら、DC入力でOmnichargeを充電できる。

利用シーンをいろいろ想定した付属品

 本体にはOLEDディスプレーを内蔵し、バッテリーの残量や、出力の状態がわかるステータスアイコンなどを確認できる。ディスプレー周りには電源ボタンとAC出力ボタン、USB出力ボタンがそろっている。出力ボタンの操作で設定が変えられ、たとえばDC出力であれば12V/15V/16V/20Vから選べる。画面の自動オンオフや冷却ファンの制御などの変更も可能。

 Amazonだと付属品が付くモデルと、バッテリー本体のみのモデルを販売しているが、付属品の多さには驚いた。CタイプやBFタイプのコンセント変換プラグに、多数のDC変換ケーブル、DCコネクターが付いてくる。なかにはSurface Connect to DCといったレアなケーブルもあり、あらゆる使用を想定していることがうかがえる。ちなみにバッテリーの定格量は73Whなので機内持ち込みも基本的に可能。海外に持っていくこともできる。

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