レビューに使っている「Xperia XZ3(ソフトバンク版)」も含めて、最近ちょっと困った問題を抱えています。それが「イヤホン用アダプター増えすぎ問題」です。最近のスマートフォンはイヤホンジャックを搭載していないモデルが多く、レビューに使っているXperia XZ3も同様です。
これは平行して長期レビューしている「Xperia XZ2 Premium(SO-04K)」も同じ。どちらもUSB Type-Cをイヤホンジャックに変換するアダプターを同梱しているので、そのアダプターを使って有線のイヤホンやヘッドホンを接続します。
普通の人はスマートフォンを複数台持ち歩くことはあまりないと思いますが、自分の場合、仕事柄何台も使うことが多く、現在もXperia XZ3とXperia XZ2 Premiumのほか、ファーウェイの「HUAWEI Mate 20 Pro」、Googleの「Pixel 3 XL」、そしてAppleの「iPhone XS」とメーカーからレビュー用に借りているものも含め、数台で運用しています。
ここで面倒なのがイヤホンジャックのアダプターです。上記の機種はすべてイヤホンジャック非搭載なので、有線イヤホンへはすべて同梱アダプターでの接続となります。iPhone XSは端子が違うので仕方がないですが、それ以外はすべてType-C。小さいとはいえ、すべてを持ち歩くのは手間です。
そこで、どうせ同じType-Cなら汎用性のあるアダプターだけを持ち歩こうと実験してみました。新しいiPad ProもType-Cを採用しており、次のiPhoneもType-Cになるのではと噂されているので、Apple純正のiPad用Type-Cアダプターを購入して、あわせてテストしてみました。
また、Xperia XZ3とXperia XZ2 Premiumのアダプターは型番も一緒なので同一製品ですが、一応分けてテストしてあります。
Xperiaシリーズの場合、イヤホンジャックのアダプターはテレビ用のアンテナの役割もしています。そこで音楽アプリで音が出るかだけでなく、テレビアプリで受信できるかどうかもチェック。Xperia以外の2モデルはテレビ機能はありません。結果は以下のとおりです。
結果としては、ひとつのアダプターで全機種フル機能で使えるアダプターはありませんでした。Xperia XZ3とXperia XZ2 Premium用のアダプターはPixel 3 XLで使用できず、Pixel 3 XLとiPad Pro用は全機種で音声の出力はできるものの、自宅の環境ではXperiaシリーズでテレビの受信ができません。
各アダプターは接続時の音量や音質も違っており、特にHUAWEI Mate 20 Pro用とiPad Pro用は音量が小さく感じました。
結局現状の運用方法でフルに使うためには、Xperia XZ3用とPixel 3 XL用そしてiPhone XS用と3つのアダプターを持ち歩く必要があります。全機種用を用意する必要はありませんがやはり面倒。ここはワイヤレスのイヤホンを使ったほうが便利かなと思いはじめました。
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