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ソニーOEMのメモ専用端末に独自性も付加

パソコンの富士通が「文具の富士通」に? 電子ペーパー採用「手書き端末」を販売

2018年12月19日 07時00分更新

パソコンだけの時代では、ないのか

 発表会のゲストには、「∞プチプチ」などの玩具を生み出したウサギ代表の高橋晋平氏、文具ソムリエールとして知られる菅未里氏が登壇。PCなどで集めた情報からアイデアを企画化する際に手書きノートを使っていたという高橋氏や、取材ノートを手書きで取っていたという菅氏は、それぞれ新しい電子ペーパーが自分の使い方に適していて、さらに新たな気づきも与えてくれるなどの効果があったと高評価。軽量で書き味が良いことも好印象だったようだ。

OneNoteやExcelを使って情報収集やネタ出しをしたあと、手書きノートで企画に繋げるという高橋氏。それを電子ノートに置き換えて使ったという。

イラストも使って手書きメモを取るという菅氏も電子ノートで十分置き換えられると感じたそうだ

普段持ち歩いているバッグは、手書きのスケジューラーやメモ帳などで4.5kgあったというFCCLの石塚氏。このノートを全て電子ノートにまとめた上に、紙資料も持ち歩けるようになるとアピールする。

 FCCLは、もともと富士通のパソコン部門が分社した経緯を持ち、5月の新体制以降もパソコン中心の事業を進めてきたが、電子ペーパーという新たな取り組みに着手した。

 「PCの枠にとらわれずに新たな価値を提供する必要がある」(プロダクトマネジメント本部BI統括部新ビジネス推進部・石塚季氏)ことから、今回の新製品に繋がったという。石塚氏は、「FCCLのチャレンジ」と表現。ユーザーのニーズをくみ取りつつ、さらなる機能の強化や改善、新製品の開発も手がけたい考えで、石塚氏は「今後の進化に期待して欲しい」とアピールしている。

電子ペーパーながらペンの追従性は良好

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