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8コア/16スレッドのRyzen 7 2700Xは第9世代i7より動画編集が高速!

2018年12月27日 11時00分更新

4K動画のエンコードを行なってCPU占有率をチェックしてみた

 さっそく主要な映像編集、エンコードソフトウェアのテストに進んでいこう。テストはCPUに8コア16スレッドの「Ryzen 7 2700X」、マザーボードにAMD X470チップセットを搭載するASUS「ROG CROSSHAIR VII HERO」などで構成したPCを用意。

 パナソニックの4Kビデオカメラ「HC-VX1M」やWindows 10の「ゲーム DVR」機能で録画、撮影した4K動画などのエンコードを行った際のCPU占有率をチェック、16スレッドをフル活用できているかを確認した。

 テストPCの詳細構成は以下の通り。

「テスト環境」
CPUAMD「Ryzen 7 2700X」(8コア16スレッド、3.70GHz~4.30GHz、TDP105W)
マザーボードASUS「ROG CROSSHAIR VII HERO」(AMD X470)
メモリーG.SKILL「Trident Z RGB F4-3200C16D-16GTZR」(DDR4-3200 8GB×2)
ビデオカードNVIDIA「GeForce GTX 1080 Ti Founders Edition」
ストレージKingFast「F6 PRO 2710DCS23-360」(2.5インチ、360GB、SATA3)
電源ユニットSeasonic「SS-750KM」(750W、80PLUS GOLD)
OSWindows 10(64ビット)

エンコード中のCPU占有率をタスクマネージャーで確認

4K撮影に対応するパナソニック製ビデオカメラ「HC-VX1M」

Adobe Premiere Pro使用時のCPU負荷率は90~100%とほぼフル活用

 まず最初に試したのは、クリエイティブワークにもおなじみのAdobe製映像編集ソフトウェア「Adobe Premiere Pro CC」だ。スマホで撮影した日常のワンシーンを映画風トーンに編集することや、8K解像度の映像を編集するなど、幅広く対応する鉄板ソフトウェアとして知られる。

Adobe Premiere Pro CC+Adobe Media Encoder CC

クリエイティブワークにもおなじみのAdobe Premiere Pro CC

Adobe Media Encoder CCで編集した動画を書き出しだ

 ここでは4K解像度の動画を4枚使って8K解像度の動画をつくり、エンコードソフトウェアの「Adobe Media Encoder CC」でmp4形式に書き出しを行なった。

Adobe Media Encoder CCで、作成した8K映像を書き出した際のCPU負荷率

書き出し作業中の動作クロックとCPU負荷率は「AIDA64」でモニタリング

 タスクマネージャー上のCPU負荷率はおおむね100%に達している。PCの詳細なパラメーターを収集、診断、パフォーマンスを測定できるベンチマークソフト「AIDA64」でのモニタリングも同じ結果。

 動作クロックは瞬間的に下がることもあるが、全コア負荷時の最大クロックとなる3.98GHz~4GHzを維持。負荷率も90~100%と8コア16スレッドを最大限に活用していると言えるだろう。なお、書き出し作業は、GPGPUの「CUDA」を使用して行なっている。

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