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検知精度がおよそ3.1倍向上

ヤフオク!、偽物対策にスパコン・ディープラーニングを活用

2018年12月06日 18時35分更新

 ヤフーは11月30日、「ヤフオク!」の偽物出品対策を強化し、従来の機械学習に加えてスーパーコンピューターを活用したディープラーニングを導入したと発表した。

 同社では従来より偽物出品対策に重点的に取り組んでおり、2005年より機械学習を用いた不正出品検知システムを導入、ユーザーからの通報機能の活用などを行なってきたという。

スーパーコンピューター「kukai」

 今回新たに、同社が独自に開発したディープラーニング特化型スーパーコンピューター「kukai」を活用。検知精度の大幅な向上が見込めるディープラーニングを用いた「偽物出品検知AI」を開発。実際の出品情報50万件を用いて「偽物出品検知AI」による判定を行なったところ、従来の機械学習を用いた不正出品検知システムと比較して、検知精度がおよそ3.1倍向上したという。

 kukaiはスーパーコンピューターの省エネ性能ランキング「GREEN500」において世界第2位を獲得(2017年6月発表)。GPUを使用した従来の社内環境と比較して演算処理性能が理論上およそ225倍と、消費電力あたりの処理性能も世界トップクラスの値を記録しているという。

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