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BTOパソコン国内初!!

GeForce RTX 2080を水冷化! G-Master Hydro Z390IIがスゴイ!!

2018年11月29日 11時00分更新

BTOパソコンとして国内で初めて、水冷化したGeForce RTX2080を搭載。さらに最新のインテル第9世代CPU、Corei9-9900Kにも水冷クーラーを採用し、デュアル水冷を実現した「G-Master Hydro Z390II」の実力に迫る!

デュアル水冷で性能までアップ!

 ハイスペックなゲーミングPCはCPUもグラボも発熱が大きくなるため、どうしても騒音が大きくなりがちだ。静音性を重視するなら水冷クーラーを使うのが効果的だが、BTOパソコンに水冷クーラーを搭載できるメーカーは数えるほどしかない。

 サイコムが他社と比べ優れているのは、この水冷クーラーの採用を積極的に行なっていることだ。とくに「G-Master Hydro」シリーズはCPUだけでなくグラボまで水冷化できるとあって人気が高い。最新モデルでは新たにNVIDIAのGeForce RTX2080の水冷化に対応し、インテルの第9世代Coreと合わせ、最新パーツをデュアル水冷で使えるのがメリットだ。

 グラボの水冷化は騒音が小さくなるだけでなく、実は性能面でも有利。空冷と水冷とで性能を比べてみたところ、「アサシン クリード オデッセイ」のベンチマークで2fpsほど性能がアップしていた。まったく同じグラボのはずなのに、わずかとはいえ水冷の方が性能が高くなるというのがおもしろい。もちろん温度は低く、空冷では最大83℃になっていたが、水冷では54℃までしか上昇しなかった。

「アサシン クリード オデッセイ」で速度・温度・騒音をチェック。古代ギリシアを舞台にしたアクションアドベンチャー。行動や選択肢によってストーリー展開が変わる自由度の高いプレイが魅力。グラフィックが美麗な重量級タイトルだ。 (c)2018 Ubisoft Entertainment. All Rights Reserved.

水冷の方がわずかに速い。まったく同じGPUを使っても、水冷の方が冷却性能が高く、動作クロックも上がりやすい。そのため、フレームレートもわずかながらアップする。フルHD解像度(フルスクリーン、画質:最高)でテストしている。

圧倒的な冷却性能で高負荷時でも熱くない。空冷では80℃を超えてしまうGPU温度も、水冷なら54℃と低いまま。さらに長時間動作させても66℃までしか上がらず、冷却性能の違いは一目瞭然だ。

側面や背面での騒音で大きく差がつく。PCケースの防音性能が高いため、正面での騒音はあまり変わらない。しかし、側面ではわずかに静か、そして背面では明らかに差がわかるほど静かになる。

PCケース「Define R6 TG」の中身はギッシリでも整然!

高級感のあるシンプルなフェイス。防音素材を各所に採用し、静音性に優れたケースを採用。

側面はガラスパネルを選択可能で、LEDテープでライトアップした内部を魅せる構成にもできる。

CPUの水冷クーラーは、サイコムの定番となる120mmラジエーターのASETEK「550LC」を採用。ラジエーターは天面に装着されている。

グラボは120mmラジエーター採用の「740GN」を独自プレートで装着。輸送時のグラボ脱落を防止する“Cardkeeper”もRTX用が標準付属する。

サイコムの中の人に訊いてみた!!
プレートを自作して最新グラボを水冷化

株式会社サイコムのプロダクトマネージャー、山田 正太郎氏が編集部に乗り込んできたので話を伺うジサトラカクッチ。「NVLinkモデルも国内最速で発売します!」と力強い。

 以前から水冷クーラーを積極的に取り入れ、水冷化したグラボまで扱っているサイコム。今回のRTX2080も早くから水冷化に取り組み、すでに国内初の販売にこぎつけている。どうやって早期の水冷化を実現しているのか、そのヒミツをプロダクトマネージャー山田氏にうかがった。 

 「グラボと水冷クーラーを別々に仕入れ、自社で水冷化しているのが強みです。水冷化されたグラボを待つ必要も、特注で作ってもらう手間もいりませんしね。とはいえ、RTXは従来とクーラーを取り付けるネジ穴の位置が違うため、既存の取り付けプレートが使えなかったことには困りました」(山田氏) 

 サイコムの対応は、ここからが真骨頂。M.2のSSD が熱くなると知ればヒートシンクを作るし、ケース内にホコリが入りやすければ防塵フィルターを用意するといったように、すぐに諦めず、独自パーツを自作してでも対応するというコダワリがある。RTX用のプレートも同様に、独自に作ってしまったそうだ。 

 「まずは2080からですが、続いて2070、そして12月には2080Tiも水冷化する予定です。これとは別ですが、RTXを2枚挿した「NVLink」モデルも検討中です。国内初の発売を目指していますので、こちらもご期待ください」(山田氏) 

 攻めの姿勢を崩さないのが、サイコムの強さだと感じた。

ヘッド固定用プレートを独自に作成した試作モデル。製品版とはチューブが異なる。

 ついでに紹介したいのが、第9世代CoreのOCまで狙うならコレしかない「G-Master Hydro Z390 Extreme」。360mmラジエーターと3連ファンで強力に冷やせる「Celsius S36」を標準装備。8コアのCore i9-9900KをOCするなら、この冷却性能が頼もしい。直販価格は27万1480円から。

提供:サイコム

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