「FireCuda」搭載で起動時間が短縮
「FireCuda」の2TBモデル「ST2000LX001」へのシステム&データのコピーと換装が完了したDELL「Inspiron 1545」。さっそく、システムのWindows 7 Home Premiumと、写真編集アプリ「Adobe Photoshop CC 2018」の起動時間を計測、標準搭載HDDと比べてみることにした。
OS起動時間は、ノードPCの電源オンから、スタートアップに登録したメモ帳アプリが起動するまでを計測。「Adobe Photoshop CC 2018」は、PC内のJpeg画像を同アプリで開くまでを計測し、初回起動時を1回目、アプリ終了後10分経過したあとに、別のJpeg画像を開いた際を2回目としている。
いずれもストップウォッチで計測している。また、頻繁にアクセスするデータとして「FireCuda」が学習するまでOS、アプリともに複数回の起動が必要になるため、10回程度起動を繰り返したあとに計測した。
高性能とは言えないCPUやメモリー容量の旧型ノートPCながら、「ST2000LX001」に換装することで、OS起動時間が約8秒、「Adobe Photoshop CC 2018」が約3秒短縮している。
劇的に体感速度が向上するわけではないが、CPUやメモリーなどの古いパーツの速度がボトルネックとなるPCでも、8GB NANDフラッシュメモリーを搭載するハイブリットHDDの「FireCuda」シリーズは、その真価を発揮している。
HDD搭載ノートPCを、パフォーマンス重視でパワーアップするなら、SSDがベストチョイスなのは不動だが、用途が限られる旧型PCを復活させ活用するなら、コストを抑えつつストレージ容量とパフォーマンスのアップが行なえるハイブリットHDD「FireCuda」シリーズは、おすすめの選択肢と言えるだろう。
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