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AI Breakthrough Awards RPA部門で最優秀企業賞獲得

400台のロボットも2人で管理できる老舗RPA「Blue Prism」

働き方改革やAIとともに日本のビジネスシーンで浸透しつつあるRPA。この「Robotic Process Automation」という言葉を考案したといわれているのが、イギリス発の企業Blue Prismだ。同社は世界展開するRPA大手企業の1つで、知名度も抜群。生い立ちからソリューションの特徴などを、Blue Prism株式会社ソリューションコンサルティング部長 志村裕司氏とジャパン マネージングディレクター 千原寛幸氏に話を伺った。

2001年に設立されたBlue Prism。日本オフィスは2017年にできたばかり

顧客の課題を解決していたら
すごいツールができあがったのでパッケージ化

 Blue Prismは、2001年からRPAプロダクトを手掛ける老舗だ。そもそも、RPAという言葉は、同社チーフエバンジェリストのパトリック・ギアリー氏が提唱したという。要はRPAの元祖と言ってもいいだろう。グローバルでの認知度が高く、ロンドン、マンチェスター、シカゴ、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンDC、バンガロール、シドニー、東京に拠点を展開している。先進的な取り組みが評価され、2018年度AI Breakthrough AwardsのRPA部門において最優秀企業賞(Best Robotic Process Automation (RPA) Company)を受賞している。

 Blue Prismは、2001年にイギリスのロンドンで設立。もともとは銀行などの顧客のために自動化のコンサルティングやソフトウェアの開発を行っていた。ある銀行から250個の自動化を相談され、さまざまな提案をしながら課題解決をしていったという。

 「課題を解決するために、システム化できるならシステム化すればいいのですが、それなりの費用や人員が必要になります。相談されたのは、大量にあるルーティーンの単純業務を何とか自動化したいということ、システム化とは違うレイヤーの話でした」(千原氏)

Blue Prism株式会社ジャパン マネージングディレクター 千原寛幸氏

 イギリスの会社なので、単純作業はインドなどにオフショアで外注していたが、コストはかかるし、間違いを起こすこともあるため、システムの自動化で応えていった。規制の厳しい金融機関の要望に応えていくうちに、2005年には現在のベースとなるシステムができあがっていたという。

 Blue Prismはそれをパッケージ化して横展開しはじめる。2012年から本格的な市場展開を始め、2016年にロンドン証券取引所のAIM市場に上場。日本支社ができたのは2017年だ。

 現在、顧客は1000社以上で、取材実施時点では100%の契約更新が続いているという。基本的には、直販はしておらず、コンサルティングファームなどのパートナーと組んでいる。日本の契約企業も増えており、第一生命や住友商事、博報堂、DeNAなどが利用しているそう。

2001年に設立され、製品化は2005年。2012年から本格的な展開をスタートさせ、現在1000社以上が利用している

 「社員という第1の労働力、派遣やアウトソースという第2の労働力に続けて、第3となるソフトウェアロボット、つまり我々のBlue Prismを活用していただきたいと考えています。現場の方がRPAで何ができるかを理解し、現場でロボットの開発を行なえる体制を作ってもらうと社員のマインドが変わってきます。自分の単純作業はロボットにやらせて、自分は付加価値の高いところにシフトできるのです。それを全社的に実施すると大きな付加価値を生み出せます。Blue Prismはそういった形で企業のデジタルトランスフォーメーションを実現する手段として提案をしています」(志村氏)

Blue Prism株式会社ソリューションコンサルティング部長 志村裕司氏

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