ではRX 590のスペックを確認してみよう。SP2304基、GDDR5メモリーを8GB搭載し帯域256bit……と、基本的な部分はRX 580をそのまま継承しているが、ブーストクロックが1340MHz→1545MHzと200MHz以上引き上げられている。
この躍進はプロセスルールがシュリンクされたことによるもの。既にAMDは次期製品で7nm突入を表明しているが、それがまだ使えないので12nm FinFETプロセスで手堅く攻めた、といったところだろう。ただクロックが上昇したぶんTDPは185W→225W(補助電源8ピン×1で養える最大値)へ大幅に増加している。以下スペックの補助電源部分は筆者の推測を含む。
主なスペック | |||
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Radeon RX Vega56 | Radeon RX 590 | Radeon RX 580 | |
製造プロセス | 14nm FinFET | 12nm FinFET | 14nm FinFET |
Compute Unit数 | 56基 | 36基 | |
→ストリーミングプロセッサー数 | 3586基 | 2304基 | |
ベースクロック | 1156MHz | 1469MHz | 1257MHz |
ブーストクロック | 1471MHz | 1545MHz | 1340MHz |
テクスチャーユニット数 | 256基 | 144基 | |
ROP数 | 64基 | 32基 | |
メモリークロック(相当) | 1.6GHz | 8GHz | |
メモリータイプ | HBM2 | GDDR5 | |
メモリーバス幅 | 2048bit | 256bit | |
メモリー搭載量 | 8GB | ||
Board Power | 210W | 225W | 185W |
補助電源 | 8ピン×2 | 8ピン? |
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