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「意外にいい音」からの脱却を目指した

スポーツイヤフォンで汗に強い新Jaybird、14時間再生でこだわりギミックのフィット感

2018年11月08日 17時30分更新

「Jaybird TARAH PRO」

 ロジクールは11月8日に新製品発表会を開催し、ランナー目線で開発したイヤフォンを提供するスポーツブランド「Jaybird」の新製品としてワイヤレスイヤフォン「Jaybird TARAH PRO」を発表した。12月6日に発売予定で、価格は1万9980円(税別)。

スポーツに特化し汗に強い設計
最大14時間の連続再生が可能

Jaybird TARAH PROの特徴

 Jaybirdのイヤフォンは、スポーツ向けとしてとくに防汗やフィット感にこだわって開発している。Jaybird TARAH PROも、IPX7(30分間1mの水深に水没しても製品に浸水しない)の防水性能を持つほか、塩分や油を含んだ汗に対しても強い設計となっている。

 耳の形に自然にフィットするよう、「イヤージェル」と呼ぶシリコン製の外皮にジェルが包まれているイヤーピースを採用。加えて、左右それぞれ3種類のサイズの、イヤーフィンとチップが一体型となったイヤージェルが付属しており、左右の耳のサイズが違う人にも対応するとしている。

左右それぞれ3種類のサイズのイヤージェルが付属している

 さらに、イヤフォン部分が駆動するようになっておりアンダーイヤーに加えケーブルを耳の上から回して装着する「オーバーイヤー」にも対応。ケーブルに反射素材を編み込んだファブリックケーブルを採用し、取り巻きのよさも向上している。

イヤフォン部分が駆動し、オーバーイヤーにも対応

オーバーイヤー

アンダーイヤー

ケーブルは反射素材を編み込んだファブリックケーブルを採用

 最大14時間の連続再生が可能なのも特徴。これは、同社が協賛するサロマ湖100kmウルトラマラソンの完走関門タイムが13時間以内となっており、その練習にも対応できるようにしたのだという。また、5分間の急速充電で2時間の再生も可能だ。

 イヤーピースにマグネットを内蔵し、使用していないときはネックレスのように首からかけておける。なお、マグネットで左右のイヤーピースをくっつけると、自動で電源がオフになるようになっている。

マグネットでくっつく。くっつけると自動で電源がオフになる

操作ボタンは湾曲しており、オーバーイヤーで装着した際に耳の後ろにフィットするようになっている

 そのほか、スマートフォン向けのJaybirdアプリを利用すれば、ビジュアルイコライザーを用いて低音のブーストや高音・中音域の強調など様々なカスタマイズが可能だ。加えて、アプリをとおしてファームウェアのアップデートも実施していくという。

ファームウェアアップデートも実施

 カラバリは、BLACK/FLASH、MINERAL BLUE/JADE、TITANIUM/GLACIERの3色。ドライバーは6mmで、最大出力は12mW、入力感度は103+/ー2db@1KHz、周波数帯域は20Hz~20kHz、インピーダンスは16Ω。サイズはおよそ幅543×奥行20×高さ22mmで、重さは約19.6g。

BLACK/FLASH

MINERAL BLUE/JADE

TITANIUM/GLACIER

「意外にいい音」からの脱却

ロジクール クラスターカテゴリマネージャーの黄 佑仁氏

 新製品発表会では、ロジクール クラスターカテゴリマネージャーの黄 佑仁氏が登壇。黄氏は、Jaybird TARAH PROは特に音質にこだわって開発したことを強調。黄氏は「イベントでマラソンランナーと接するのですが、その際に『意外といい音だね』と言われるんです。スポーツ向けの製品の音質はあきらめている人が多いので、Jaybird TARAH PROはそういった人たちにも楽しみにしていてほしいです」とコメントした。

 また、10月2日に発表した「Jaybird X4」「Jaybird TARAH」(関連記事)とJaybird TARAH PROの位置付けについて黄氏は「Jaybirdのスタンダードを底上げするために開発したのがJaybird TARAHです。Jaybird TARAHをスタンダードモデルとし、Jaybird X4やJaybird TARAH PROはそれにプラス要素を足したモデルになります。Jaybird X4は、よりフィット感にこだわったモデルという位置付けで、Jaybird TARAH PROは、Jaybird TARAHに長時間駆動や様々なギミックや機能をプラスしたモデルという位置付けです」と語った。

発表会では、Jaybird所属ランナーの川内 鮮輝氏とトレイル、スカイランナーの吉住 友里氏も登場した

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