週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「お互いに罵り合って、ぜんぜん違う方向に行くのが一番最悪」

せやろがいおじさん「人を傷つけない笑い」を追求する理由

2018年11月13日 10時00分更新

「芸人がテレビで体のこといじってるの、観てるだけで不快」

最近、榎森さんは忙しくて、恋人を作る余裕もないとか。本人曰く「寂しい」。

── では、体のことをいじって笑い取るなっていう動画は?

 僕自身が結構体のことでいじられるタイプの人なんです。あの動画では言ってないですけど、お互い信頼関係があったり、芸人同士だったりしたらOKだけど、そうじゃない人をいじったときに「キツいよ〜」ということを言いたくて、あれをあげたんですけど。

── そうだったんですか!

 でも、動画の反応に「芸人がテレビで体のこといじってるの、観てるだけで不快」みたいなのもあって。僕も今まで後輩とかの体のことをいじって笑いを取るってたくさんやっていたんです。あの動画をあげることで、芸人同士でやるのも、結構気をつけないとな、っていう発見がありました。

── ハゲを馬鹿にするな、っていう動画もありますよね?

 あれは、ちょっとネタ寄りな動画になったんですけど(笑)。「こういう考え方で、もうちょっといいふうにハゲのことを捉えへんか」って言いながら、それも笑いにできたら面白いかな、って思って。「馬鹿にする笑い」だけじゃなくて、「褒めるなかで笑いが生まれる」みたいな構造にしたかった、っていう感じですね。

(次ページでは「「劣化版HIKAKIN、キモっ」はスルーしていいけれど」)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう