ごきげんよう、アスキーグルメ担当ナベコです。好きなものはコーヒーとお酒とおいしいもの。
ファミリーマートはコーヒーマシンを新型に移行しつつあります。挽きたてコーヒーを提供する「FAMIMA CAFE」では10月上旬から新型マシンを導入。順次設置をすすめており、全店舗完全入れ替えは2020年2月を予定しているとのこと。(関連記事)
FAMIMA CAFEは2013年から販売を開始して、今年で5周年。新型マシンでは、従来の「エスプレッソ」式の抽出方法を刷新し、「ペーパードリップ」式を採用。さらに、最新のミルクシステムを搭載して、カフェ製品の品質を高めたとのこと。
味はどう変わったのでしょうか? ファミリーマートが11月2日に開催したメディア向け体験会では新旧の飲み比べができました。
すっきりとして飲みやすくなった
飲み比べたのは「ブレンド(ホット)」。なお、新マシンでは新しく「ブレンド 濃いめ」というメニューも増えましたが、そちらのレビューはまた別の機会に。
まず、見た目が違っていました。
表面に泡が立っているのが従来のブレンド。泡がないのが新しいブレンドです。従来は圧力をかけてコーヒーを抽出するエスプレッソ方式だったのですが、新マシンではドリップ(お湯を注いで紙などでコーヒーをこしだす方法)で圧力が特にかからないため、泡が立たず澄んだ色味になっています。
飲んでみると、新しいブレンドは従来に比べてコーヒーの旨みがシンプルに押し出されていて、えぐみなどの抵抗が少なく飲めました。
「すっきりとして、より飲みやすくなった」というのが感想です。
エスプレッソがダメというわけではないのですが、濃く抽出できる一方どうしても豆の雑味も出てきてしまうようですね。ドリップにしたことでよりコーヒーの旨みの部分だけを抽出できるようになった、のでしょう。
苦みは、そこまで深いというわけではなく、例えば今年3月にリニューアルしたセブン-イレブンのホットコーヒーは苦み、コクを増して本格路線にシフトしましたが、そちらよりライトに感じました。苦いコーヒーが得意ではない、という人でも飲みやすいと思います。
カフェラテはびっくりするほどふわふわ
新しいコーヒーマシンの進化が明確なのは「カフェラテ」。
こちらも新旧比べることができました。両者を見比べると差は歴然で、新しいカフェラテのほうが目に見えて泡が「ふわふわ」。写真ではわかりづらいのですが、実際に見ると新しいカフェラテのほうが圧倒的にミルクの部分がこんもり、ふわふわしていて、同じ量のはずなのに多く錯覚するくらい。
飲んでみると、新しいカフェラテは、ミルクのコクがあってクリーミーでまろやかで、自然な甘みもしっかりと感じられ、まったくの別物。
あまりに違うので、原料のミルク自体を変えているのかなと思いましたが、ミルクは変更しておらず、同じものを使用しているそう。
秘密はフォームドミルク。新しいマシンでは、きめ細かく滑らかなフォームドミルクをたてることが可能になったとのこと。これがキモでした。ファミリーマートのコーヒー担当者に話をきいたところ、カフェラテは、ミルクの質感でコクや甘みなどが驚くほど引き立つそうです。
「ふわふわクリーミーで、コク深い。150円で買えますが、カフェで飲む本格的なカフェラテのよう」そんなカフェラテでした。
近所の店での導入をお楽しみに
ファミリーマートでは新型コーヒーマシンを一斉に切り替えるというのではなく、徐々に導入。全店舗完全入れ替えは2020年2月ごろになるとのことです。現時点の導入店舗を探したところ、例えば、ユニー・ファミリーマートホールディングスのオフィスがある東京・池袋界隈で何店舗か導入している店を発見しました。ただ、私が見た店舗だと導入店はまだ少数。これからの移行がほとんどなのでしょう。
自分の近所のファミリーマートで新しいコーヒーマシンが導入されているか。チェックしてみてはどうでしょう。新しいコーヒーマシンの場合、従来にはない「ブレンド 濃いめ」といったメニューが足されているはずです。新しいマシンだったら、ぜひ、飲んでもらいたいのはカフェラテ。本当に、驚くほど変わりました!
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