コンカーは11月2日、出張・経費管理クラウド「SAP Concur」のデータから、「出張(Business Travel)」と「レジャー(Leisure)」をあわせた「ブリージャー(Bleisure)」をする出張者が全世界的に急増していることを発表した。
ブリージャーは、出張時に観光やレジャーの日程を追加した新たな出張スタイル。2017年1月から12月までの1年間でSAP Concur内に蓄積された出張・経費データによると、220万件以上のブリージャーが全世界で実施され、全出張件数の約10%(前年よりも約20%増)を占めているという。従業員の生産性と満足度向上の面で企業からも注目されており、78%の企業が出張用のオンラインブッキング手段を使ってブリージャーの手配を許可しているとのこと。おもな傾向は以下のとおり。
1.2017年、南北アメリカ地域ではミレニアル世代(1983~1999)が38%を占め、
ジェネレーションX(1965~1976)、ベビーブーム世代(1946~1964)ともに
31%とすべての世代でブリージャーが人気。
2.EMEA(ヨーロッパ、中東およびアフリカ)では46%、アジア太平洋地域では45%、
南北アメリカ地域では19%と、観光旅行人気トップ20での滞在が多い。アジア太
平洋では東京がトップに挙がっているという。
3.ホテル宿泊の利用者は10%に対し、Airbnbは70%。現在、Airbnbはブリージャーの
利用者にとって重要な宿泊先になっている。
4.ブリージャーの時期や期間は世界的に同一の傾向。世界的にほかの時期とくらべて、
9月と10月はブリージャーの件数が15%、18%と増加傾向にある。
訂正とお詫び:初出時、一部表記に誤りがございましたので訂正しました。(2018年11月06日)
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