独フラウンホーファーは、高解像度のマイクロディスプレーを使用することで現行品の4分の1という軽量化を実現したPC向けVRヘッドセットのプロトタイプを開発したという。
これは10月19日にベルリンで開催されたAR+VR関連のカンファレンス「Augmented World Expo」で公開されたもので、ドイツなどのVR系メディアが報じるところによると、デバイスは1920×1200ドット/2300ppiのOLEDマイクロディスプレーを4枚搭載(片眼当たり2枚構成、理論上の最大解像度は4800×1920ドット)。フレームレートは最大120Hzとのこと。
視野角は水平方向がOculus RiftやHTC VIVEと同等のおよそ100度、垂直方向がおよそ75度。特筆すべきはそのサイズで、Oculus RiftやHTC VIVEよりも25%程度小型で、重量については標準的なVRヘッドセット(およそ500g)の4分の1と非常に軽量。プロトタイプは公開のおよそ4週間前に完成されたばかりとのことで、まだ完成度は高くないようだ。現時点で商品化の予定は不明だが、Fraunhoferは同デバイスの製造パートナーを探しているとのこと。今後も開発を継続する意向を示しているという。
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