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デジタルコマースにおける情報入力の手間の低減とセキュリティー向上に引き続き取り組む

米Visa、よりシンプルで安全なデジタル決済体験を提供

2018年10月30日 14時30分更新

 米Visaは10月23日(現地時間)、EMV Secure Remote Commerce(SRC)仕様のドラフト版を継続して支持する旨を改めて表明し、デジタルコマースにおける情報入力の手間の低減とセキュリティー向上に引き続き取り組むことを明らかにした。

 EMV SRC仕様のドラフト版は、ネット環境で消費者、加盟店、イシュアに同じデジタル決済体験を提供するデジタル取引の基盤を定めるもので、一貫性、利便性、セキュリティーに優れた決済方法を実現するという。

 EMVCoは昨年、決済エコシステムのさまざまな事業者から同ドラフト仕様に関するフィードバックを募集。Visaでは現在、加盟店、イシュア、決済ゲートウェイなどの関係者に対し、45日間のパブリックコメント期間中にフィードバックやコメントを提出するよう推奨している。EMVCoは、仕様の最終化後、完成版を公表する予定。

 消費者によるネット加盟店ウェブサイト、モバイル、音声認識デバイスの利用が増加しているものの、決済情報は手動で入力する必要があり、購入には情報入力の手間がともなう。SRC導入により、消費者のデジタル決済体験は、店舗での買い物と同様に、より容易かつ迅速で安全になるとしている。

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