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ウェアラブルセンサー「モフバンド」で、TUGや片足立位などの体力測定を実施可能

IoTによる高齢者向け体力測定アプリ「モフトレ・チェック」

2018年10月25日 19時30分更新

 Moffは10月17日、ウェアラブルセンサー「モフバンド」でTUG(Timed Up and Go test)や片足立位などの体力測定ができるアプリ「モフトレ・チェック」をリリースしたと発表。対応OSはiOSで、対応端末はiPad。価格はオープン。

 TUGを実施する場合は、モフバンドを背中に取り付け、椅子に座り静止。椅子から立ち上がると自動で計測を開始し、座ると計測が終了する。TUGにおける各動作にかかった秒数をそれぞれ表示できるほか、年代や性別ごとの平均値と比較を可能としている。

 片足立位を実施するには、モフバンドを太ももに取り付け、両足で静止。足を上げると自動で計測を開始し、バランスが崩れると終了する。年代や性別ごとの平均値と比較ができる。

 また、TUGと片足立位の測定結果から、歩行能力および転倒リスクを6段階で評価。3ヵ月分の推移をわかりやすくまとめたレポートを出力できるという。

 TUGおよび片足立位は、運動器不安定症(MADS)の指標ともなっており、高齢者の運動機能を評価するのに有用なテストと言われている。

 しかし、高齢者に対するTUGや片足立位の実施には、椅子からの転落や転倒の危険性がある。そのため、ストップウオッチで計測するスタッフや高齢者が転倒しないようにケアをする補助者など、複数人のスタッフを必要とし、介護施設や医療機関の負担が大きいという課題がある。

 モフトレ・チェックは、高齢者に対する補助者1名だけで、安全かつ正確に運動機能を評価できるサービスを目指して開発したという。

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