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法人向けにデバイスを年内発売という

超高解像度VRのVarjo、およそ35億円を調達

2018年10月19日 18時00分更新

Varjo Technologies

 フィンランドのVRスタートアップVarjo Technologiesは、シリーズBラウンドで3100万ドル(およそ35億円)の資金調達を行なった。超高解像度のVRヘッドセット開発を進め、法人向けに2018年中にデバイスの発売を目指すとしている。

 Varjo Technologiesは人の眼が現実を捉える解像度と同程度の高解像度を目指すスタートアップ企業。同社が開発を進めているVRヘッドセットのディスプレーでは、片眼ごとにディスプレーを2つ実装。低解像度の大型ディスプレーと高解像度のマイクロディスプレーを併用し、解像度を損なうことなく広視野角を実現しようとしている。

 Varjoのデバイスは、価格が5000~1万ドル程度(およそ55万円~110万円)と予想されており、当初は企業向け専用となる見込み。現在エアバス、アウディ、サーブ、フォルクスワーゲンといった企業と提携しており、デバイスを提供する計画がある。これらの顧客企業は、製品設計をより低コストで、効率的に行なうためにVR活用を進めようとしている。

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