Xperia XZ3実機レポ! 有機ELの表現力とカメラの使い勝手に注目
Xperia XZ3は、Xperiaシリーズで初めて有機ELディスプレーを採用したモデル。画面サイズは6型でQHD+(2880×1440ピクセル)表示に対応。ソニーの大画面テレビ「BRAVIA」で培った技術を取り入れることで、有機ELを活かした高品質な写真や動画の表示を実現している。
また、ドコモ2018年冬春モデルの中で唯一、下り最大988Mbpsに加えて、上りが2CAによる最大131.3Mbpsの通信速度に対応している。
今回の有機EL搭載Xperia XZ3と、従来の液晶を採用したXperia XZ2以前のモデルは、ともにソニーならではの絵作りを実現する「X-Reality for mobile」を搭載している。ただ、今回のXperia XZ3では有機EL特有の高コントラストと広色域を活かすチューニングが施されているという。
もちろんHDRムービーの再生にも対応。dTVやDAZN for docomo、YouTube、Amazonプライムビデオ、Netflixの動画アプリで再生した通常のSDR映像についても、HDR相当の描画に美しさにアップコンバートしてくれる。
カメラの新機能として、スリープ中のXperiaを横向きに構えるとカメラが自動的に起動して、すぐに撮影できる機能「スマート起動」が用意された。もちろん自動起動の設定をオフにして、Xperiaならではの側面シャッターボタンからカメラを起動して撮ることも可能だ。
アウトカメラは1920万画素で、インカメラは1320万画素。インカメラに限り、背景ぼかしや美肌などをかけたポートレート撮影を楽しめる。
また、カメラの撮影メニューを一新。カメラとビデオの撮影のほか、撮影モードをアイコンメニューから簡単に選べるようになった。従来の操作メニューでは機能の存在に気づかない方が多かったことから改良したという。
もう一つの新機能が、画面の左右どちらか側面をダブルタップして表示するする「サイドセンス」だ。ダブルタップすると、次に使いたいであろうアプリを予測して、複数のアプリや設定のショートカット画面が表示される。
OSは最新のAndroid 9(Pie)を搭載。ただ、ホーム画面の操作は従来のAndroidスマートフォンと同じ、「戻る」「ホーム」「タスク」の3ボタンソフトキーを引き続き採用している。Android 9で新たに採用された、下からのスワイプでのタスク切り替え画面は用意されていない。今後、Android 9の新しい操作を選べるようにするかは未定だという。
ドコモ「Xperia XZ3 SO-01L」の主なスペック | ||
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メーカー | ソニーモバイルコミュニケーションズ | |
ディスプレー | 6型有機EL(18:9) | |
画面解像度 | 1440×2880 | |
サイズ | 約73×158×9.9mm | |
重量 | 約193g | |
CPU | Snapdragon 845 2.8GHz+1.8GHz(オクタコア) |
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内蔵メモリー | 4GB | |
内蔵ストレージ | 64GB | |
外部ストレージ | microSDXC(最大512GB) | |
OS | Android 9 | |
最大通信速度 | 下り最大988Mbps | |
VoLTE | ○(HD+) | |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) | |
カメラ画素数 | リア:1920万画素(F値2.0) /イン:1320万画素(F値1.9) |
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バッテリー容量 | 3200mAh | |
FeliCa/NFC | ○/○ | ワンセグ/フルセグ | ○/○ |
防水/防塵 | IPX5,8/IP6X | |
生体認証 | ○(指紋) | |
USB端子 | Type-C | |
Qi | ○ | |
連続待受時間(LTE/3G) | 約440時間/510時間 | |
連続通話時間(LTE/3G) | 約1310分/約940分 | |
カラバリ | ボルドーレッド、ホワイトシルバー、ブラック、フォレストグリーン | |
発売時期 | 11月上旬 |
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