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総数10万台、5億ドルの契約

マイクロソフトとMagic Leap、米国陸軍向けHUD供給に名乗りか

2018年10月16日 14時15分更新

 MRデバイスを開発・製造するMagic Leapとマイクロソフトが、アメリカ陸軍向けのヘッドアップディスプレイ供給に乗り出すと報じられている。現在は供給メーカー選定の段階で、入札前の会議に両社が出席したことが明らかとなった。

 米メディア・bloombergの報道によれば、アメリカ陸軍はトレーニング用に目の前の画面に情報が表示されるヘッドアップディスプレイ(HUD)供給メーカーを探しているとのこと。デバイス総数は10万台、予算は5億ドル。初回の発注は2年間で2500台となっている。

 マイクロソフトは、このデバイスに関する計画「HUD 3.0プロジェクト」に向けた陸軍との会議に出席したことを認めている。同社の他にも、ロッキード・マーチンなどの25社が参加した。またMagic Leap自身は名を連ねていないが、出席者リストには"MLH"という記載がある。bloombergの推察では、Magic Leapの子会社、Chosen Realitiesが"ML Horizons"名義でフロリダ州に届出を行っており、この"MLH"に当たるのではないか、とのこと。Magic Leapは子会社を通じて入札に参加すると考えられている。

 なお、このChosen Realities社は現在米国陸軍との間で「augmented reality training for dismounted soldiers(歩兵向けARトレーニング)」という契約を締結しており、すでにフェーズ2の段階までプロジェクトを進めている。ARやVR、MR技術の軍事利用は訓練などを中心に進められており、様々な国や組織が着手しているという。

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