週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

「魚民」の宴会はこんな感じ

おいしい鍋で安めな飲み会! 魚民の飲み放題コースは間違いない

2018年10月12日 19時30分更新

「魚民」の3500円コースを体験してきました!

 アスキーの酒好き担当ナベコです。この連載は、多店舗展開しているチェーン居酒屋を中心にレポートします。価格感、料理の質、どれだけ居心地が酔い(良い)かなどをレポートします。10月になったので年末も意識しつつ、忘年会の参考にもなるようコース料理を取材しますよ。

 使い勝手がいいチェーン居酒屋でのんべろべろりんしましょう!

※あくまでもナベコが取材した店舗を基に記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによって環境が異なる場合もございます。予めご了承くださいませ。

 今回行ってきたのは「魚民」。全国的に展開しているチェーンで都市部に限らず幅広いエリアに分布しているため、見かける機会が多いと思います。

 魚民では、当日注文オーケーのコースも飲み放題付き3500円(税込)から用意。いったい内容はどんなものでしょう。料理はどんな感じ? 品数、量は? 実際に体験してきました!

■行ったお店「魚民」
※看板料理:お刺身、焼き鳥など
http://www.monteroza.co.jp/new/menu/802/

・・・体験したコース
「こもれびコース}」
価格:税込3500円(飲み放題付き)
時間:2時間制/料理数:7品

予約は前日まで! 2名からの少人数にも対応

 お酒を求めて都内某所の魚民に足を運んだのは、とある木曜日のこと。

 今回はコースが目当て。そこで、来店する直前に電話でお願いしておきました。魚民のコースは本来、ほとんどの申込みの締切が「当日の0時」。つまり前日の夜まで。ですが、直前でも問い合わせるとコースに対応してくれる場合があります。ありがたや。

今回は「こもれびコース」

 注文したのは「こもれびコース」。3500円(税込)で2時間制、料理は7品。飲み放題付きです。魚民の通常コースで一番リーズナブルなもの。

 行った人数は2人。意外に思うかも知れませんが、魚民のほとんどのコースは2人から注文できます。少人数の場合もコースは選択肢のひとつですね。魚民は個室も多いので、くだけた飲み会からきちんとした宴会まで活用できるのがいいところ。

コースターにはお決まりのイラストが。

 注意点として、特別な特典がつくコースは6人以上じゃないと頼めないケースもあるようです。

ビールも飲み放題できます

通常飲み放題のメニュー。

 コースのいいところ。ひとつは飲み放題。時間内ならどんなに飲んでも定額。お酒をたくさん飲む人にとって飲み放題は非常にコスパが良いもの。

 魚民の通常飲み放題メニューには「生ビール」もありました。やったー! 飲み放題にビールがあるのは大きなポイントですね。

 1杯目は迷わず生ビール!

生、お願いします!

 ビールは「キリン一番搾り」でした。キンキンに冷えたジョッキで出てきましたよ。冷たいビールは神。黄金色に輝いていますもんね。

液体と泡を測りました。

 私は飲むときにビールの液体と泡の比率を測るようにしています。魚民の一番搾りは液体9.5cmに対して泡3cm。理想の液体と泡の比率は7:3だと聞いたことがあります。その目安だともう少し泡を盛ってもらってもよかったのかも。

カンパーイ!

 ともあれ、カンパーイ!! 仕事をがんばった日は喉に流し込むビールがおいしい! ん? この取材も仕事? まあ、ビールを前に心は自由。

 ちなみに、プラス500円でワンランク上の「一番搾りプレミアム」の他、特選地酒や本格焼酎も頼める「プレミアム飲み放題」にも変更できます。ただ、ふつうの飲み放題で生ビールや、ハイボールなどがあらかた飲めるので、特にこだわりがなければランクアップは必要ないかな、というのが正直なところ。

野菜、揚げ物、焼き物
バランスよく登場

 この日は、本来の申し込み締切をすぎて当日予約したため、店員さんから「一部揃わない料理がありましたので、品数合わせて別の料理で対応させていただきます」との案内が。

 なるほど! やはり直前にコースを頼むと品切れのことがあるのですね。今回に関しては、一部料理を変えて対応くださるとのこと。ありがたい限りです。融通きかせてもらって申し訳ない気持ちもあります。

 やはり、目当てのコース、料理があった場合に余裕をもって早めに予約しておくのが間違いないでしょう。そのほうがお店にも迷惑かけません。

 ということで、今回の料理は本来の「こもれびコース」と多少変更があります。なお、この日は2人で行ったので、写真の料理は2人ぶん。その点、ご理解いただきつつご覧ください。

・「枝豆」

定番。

 定番中の定番、枝豆。はい、お酒のお友達です。特に目立った特徴があるわけではないですが、強いて言うなら、柔らかめでした。青々として見た目にもきれい。飲み会にはこれがないと、という感じですね。

・「サラダ」

和風であっさり味。

 リーフレタス、カイワレ、プチトマトなどにかつお節とあっさりドレッシングがかかった和風サラダ。魚民は和のテイストがメインなのでしょう。カロリー的にもヘルシーでしょうし、好き嫌いなく喜ばれるサラダです。

・「ごまカンパチ」

少し甘めの醤油で味が付いていました。食感がねっとり。

 カンパチにごまをあえた香ばしいお刺身メニューひとり2切れです。

 甘めの醤油だれがあらかじめかかっているよう。カンパチのねっとり、むっちりした食感に、ごまの香り、甘めの風味が絡まります。味付けがされているので、ご飯を一緒に食べたくなりました。

 こもれびコースだと唯一のお刺身料理がこれ。一般的なマグロ、サーモンなどはないので、海鮮はちょっとさみしいかも。リーズナブルなコースなので、この一品だけでもお値打ちなのかもしれません。

・「ホタテのバター醤油炙り焼き」

イレギュラーで出していただいた焼き物。

 焼き物として、ホタテのバター醤油焼きが登場! こちら、当日変更があったメニューです。本来は、さつま揚げやごぼう天の炙り焼きだったよう。それらが品切れなので、代打の位置づけなのですが……。ホタテを出してくださるなんて、豪勢です。魚民の心意気に感激しました。そして、次回はちゃんと早めにコースを予約しようと胸に誓う……。

めちゃんこおいしかったです。ありがとうございます。

 さて、ホタテの炙り焼きは、バターと醤油のまろやかで華やかな香りが立って、食べる前から食欲が駆り立てられました。ホタテの身はプリプリとした弾力で、それはそれはおいしく、ビールのアテに最高でした。魚民さん、ありがとうございます。

・「揚げ物(ポテト、唐揚げ、エビカツ)」

揚げ物が3種もあるのがうれしい。

 揚げ物三点。これも、本来のアスパラベーコンフライがなく、代わりに唐揚げとエビカツに変更したようでした。ポテトは、たっぷりと塩気をきかせて焦がすように揚げているので、スナック菓子のような感じ。唐揚げは衣がカラッと。エビカツは、タルタルが濃厚でお酒が進みました。

 揚げ物は飲み会の時間いっぱいまでチビチビ食べ続けられるのがいいですね。複数種のミックスなので、飽きも来ません。

鍋がドストレートにおいしい
寒い時に沁みる味

・「若鶏と小松菜のこだわり醤油鍋」

シンプルな醤油ベースのお鍋。

 お楽しみのメインは鍋。若鶏と小松菜の醤油鍋とのことで。具材は、鶏肉、小松菜、白菜、豆腐、きのこなどが入っていました。

煮えてきました。

 飲み会が始まって、すぐにカセットコンロで登場。火をつけて煮込むこと10分弱、といったところでしょうか。グツグツしてきたので鶏肉にしっかり火が通ったかを確かめつつ、いただきました。

さてさて味は……。

 うまいっ!

 スープが醤油ベースでシンプル。鶏のだしが良い具合に出ていて、素朴なのに非常に沁みる味に仕上がっていました。正直、いちばんリーズナブルなコースの鍋なので、そこまで期待はしていませんでしたが、派手さはないぶん、ストレートで幅広い層にしっくりくる内容にしているのでしょう。

 鶏肉は数キレずつ食べられて、量的にも不満がありませんでした。野菜を食べられるし、温まるし、寒い季節に鍋はステキ。仲間と鍋を突っつきあうのも居酒屋ならではの楽しみです。

〆の讃岐うどんでお腹いっぱい

シメはおうどん一択でした。

 シメは讃岐うどん。なめらかな食感でほどよくコシがある讃岐うどんは醤油ベースの鍋のおつゆにぴったりでした。

お腹いっぱいに。

 うどんでほどよくお腹いっぱいになりました。なお、デザートはありませんので、デザートが欲しい方は別に頼むとよいでしょう。

ハイボール、サワーも雑じゃないのが好感

 飲み放題のお酒もあれこれ楽しませていただきました。

・「ジムビームハイボール」

専用グラスの「ジムビームハイボール」

 飲み放題のハイボールは「ジムビーム」。専用ジョッキなのと、レモンを添えてあるのが好感。ジムビームはドライな香りが立つので、お肉料理や揚げ物に合います。

 他には、ご当地サワーなるものを頼んでみました。

・「高知柚子みつサワー」

甘さ控えめでした。

 柚子みつサワー。爽やかな柑橘の香り。甘さは控えめで、甘いサワーお酒が苦手な私もグビグビ飲めました。柚子の果肉が入っているのが本格的。

・「北海道ぶどうサワー」

果汁感があってちゃんと「ぶどう」。

 真っ赤な見た目のぶどうサワー。果汁感があって甘さは濃厚。炭酸で割っているのでシュワッと爽快に飲めました。

ご当地サワーがあれこれ。

 意外といっては失礼かもしれませんが、サワーひとつをとってもチープ感があまりなかったです。例えば、最近は大衆的な雰囲気を売りにした居酒屋さんがブームですが、それとは路線が異なります。お酒も料理もある一定のラインを越えている。そんなところが好感触でした。

「低価格でスタンダードな内容」
「ゆったり席」で、失敗がない居酒屋

手に持っているのはワインを割った「赤ぐびっハイボール」。2時間しっかり飲み放題しました!

 3500円飲み放題付きのコースは値段相応の満足感でした。

 お刺身、焼き物、揚げ物とバランスよくあって、鍋はシンプルながらにとてもおいしくいただけました。和食がメイン。なので、胃に負担が少ないという意味で、大人な飲み会に向いているという印象。

 また、目新しい料理はあまりないので、女子会には率先しては選ばれないかもしれません。ですが、幅広い年代の人が参加する飲み会では失敗がない、という意味で使い勝手がいいです。

 一番のポイントは席がゆったりとしていたこと。行った店舗の場合、個室が豊富で、座席のスペースはかなり広めでした。騒がしいところで飲みたくない、という時にも便利。そんな魚民のコースは迷ったらアリな選択肢かと思います!


■「魚民」で好きなメニューを教えてください

 みなさんは「魚民」に行くとなにを頼みますか? ナベコTwitter(@wagomunabe)に教えてください。Facebookもやっています!


ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事