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多視点視聴や360度映像を同時配信

ドコモと読売テレビ、5G通信の映像伝送実験に成功

2018年10月12日 14時45分更新

映像伝送実験

 NTTドコモ関西支社は10月4日、讀賣テレビ放送(読売テレビ)と第5世代移動通信方式(5G)通信技術による映像伝送実験に成功したとを発表した。10月2日と3日、複数の映像を並行して伝送する実験を実施し、成功を収めたとのこと。

 5G通信を用いた映像伝送の品質を確認し、放送局における将来的なビジネスの可能性を検証するための実験。 読売テレビ本社に5G実証実験装置(可搬基地局および移動局)を配置、読売テレビが提供する4Kカメラリアルタイム映像および収録映像を、同時に並行して伝送した。

 伝送した映像は4Kディスプレーのほか、スマホやタブレットにも配信。多視点から撮影された映像を自分の好きなアングルから視聴できる「多視点視聴サービス」や、30分番組を数秒でダウンロードできる「高速ダウンロードサービス」、端末の位置や向きに合わせて全方位で映像の表示角度を変えられる 「360°視聴サービス」といった複数の映像品質を検証。あわせて4K映像・多視点映像・360度映像コンテンツなど、大容量コンテンツを一斉に配信する「多種伝送」の性能も検証した。

5Gを活用した多視点視聴のイメージ

 ドコモは今後、幅広いパートナーと共に新たな利用シーン創出に向けた取り組みを拡大するため 「ドコモ5Gオープンパートナープログラム」のパートナーと共に、5Gのさまざまな利用シーン創出や、ソリューションの実現を目指すとしている。

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