週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

大画面スマホ全盛のいま、コンパクトスマホのありがたみを再評価する

2018年10月15日 10時00分更新

 多種多様で魅力的なガジェットをリリースするソニー。そんなソニー製品をXperiaを中心に、ITライターのジャイアン鈴木氏がレビューします。今回はあえてコンパクトなスマホ「Xperia XZ2 Compact」の魅力を探ります。

 いまやフラッグシップスマートフォンは、6型超えのディスプレーを搭載するのが当たり前。Xperiaシリーズでも6型ディスプレーを搭載する「Xperia XZ3」がラインナップされました。しかし今回の記事では、あえて大画面スマホ全盛のなか、コンパクトスマホ「Xperia XZ2 Compact SO-05K」のありがたみを再評価したいと思います。

「Xperia XZ2 Compact SO-05K」(ソニーモバイル)

手ごろなサイズで持ちやすいのがありがたい

 Xperia XZ2 Compactのサイズは約65×135×12.1mm、ついでに重量もお伝えしておくと約168g。大画面スマホに慣れた手と目からすると、非常にコンパクトに感じます。すっぽりと手に収まるので、満員電車の中などで片手で使っていても落としてしまう心配&恐怖心は少なめです。

片手で使っていても親指がほとんどの領域に届きます。持ち替えなくても快適にフリック入力可能です

サイズをほぼ変えずに
大画面化したことがありがたい

 「ボディーが小さい=画面が小さい」と閲覧性を心配する方もいるかもしれません。しかし実はXperia XZ2 Compactの画面サイズは5型。2015年に発売された「Xperia Z5 Compact SO-02H」と比べると、約4.6型から約0.4型だけサイズアップしています。

 ちなみにXperia Z5 Compactのボディーサイズは65×127×8.9mm。Xperia XZ2 CompactとXperia Z5 Compactの横幅は変わりません。つまり縦の情報量が向上していますが、握り心地に変化はないのです。厚みは8.9mmから12.1mmへと大幅に増えましたが、背面のラウンドフォルムによりそれほど気になりません。

左がXperia XZ2 Compact、右がXperia Z5 Compact。並べてみると表示領域の差は歴然としています

小型機ながらSoCはスナドラ845を採用してありがたい

 ほかのメーカーの端末では、小型モデルにミドルレンジクラスのSoCを搭載していることが多いですが、Xperia XZ2 CompactはXperia XZ3と同じく「Snapdragon 845」を採用。メモリー)も必要十分な4GBを実装。リッチな3Dゲームも、動画編集アプリも現在最高レベルの快適さで動作します。

総合ベンチマーク「AnTuTu Benchmark」のトータルスコアは「263627」。他社のスナドラ845搭載スマホと比べても高いスコアです。SoCのパフォーマンスを最大限に引き出せていると言えます

カメラ画質も大型機と遜色なくてありがたい

 Xperia XZ2 Premiumのデュアル(モノクロ/カラー)カメラや、画像融合処理プロセッサー「AUBE(オーブ)」は搭載していないものの、Xperia XZ2 Compactのカメラも4K HDR動画撮影やフルHD画質のスーパースロー撮影に対応。フルオート撮影モード「プレミアムおまかせオート」に設定しておけば、失敗写真はほとんどありません。作品としての写真を撮りたい方向けの「マニュアル」モードも用意されています。

※作例はすべて原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

Xperia XZ2 Compactで撮影

 正直約168gはちょっと重いかなーとは思いましたが、尻ポケットに入れていても気にならない絶妙なサイズ感が魅力。小さくてもパフォーマンスに妥協したくないという方には強くオススメできる1台です。実は今回初めて触ったんですが、すんごく欲しくなりましたよ!

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事