国内SIMフリースマホ市場でシェアトップを走るファーウェイ。その中でもボリューム的にはミドルクラスの「HUAWEI P20 lite」がトップではないかと考えられるが、もう少し上の性能を求めるユーザーも少なくないはず。コスパが良くて、性能も高い、そんな新端末が「HUAWEI nova 3」だ。早くも発売されている同機について、発表会時の写真を中心にレポートする。
19.5:9の縦長画面で6.3型でも横幅75mm切り
CPUはハイエンド級で128GBストレージを搭載
HUAWEI nova 3を手にしてまず感じるのが、画面が非常に大きいにも関わらず、案外持ちやすいサイズに収まっている点。というのも、6.3型という大型画面ながら、19.5:9の縦横比により、横幅は73.7mmに抑えられているためだ。166gという重量もサイズの割には軽く感じる。
画面占有率も非常に高いが、その代わりに指紋センサーは背面に回っている。この点は好みの部分もあるだろうが、「HUAWEI P20/P20 Pro」のように指紋センサーのタッチやスワイプで端末の基本操作をすることはできないのは少し残念。なお、顔認証機能も搭載している。
端末の基本性能はかなり高い。CPUは同社現行ハイエンド機と同じ「HUAWEI Kirin 970」(2.36GHz+1.8GHz)。メモリーは4GBだが、ストレージは128GBで、しかもHUAWEI P20/P20 Proと異なり、microSDでの追加にも対応する。ネットワーク面でもDSDVに対応。VoLTEはリリース時はソフトバンク網のみで、今後のアップデートでau網もサポートする予定。
高性能なのはカメラも同じ。Leicaのブランドこそ付かないが、16メガのカラーセンサーと24メガのモノクロセンサーの組み合わせで、ワイドアパーチャに代表されるファーウェイ製スマホでおなじみの各種撮影モードが利用可能。さらにAIによるシーンの自動認識も搭載する。若年層向けということもあって、インカメラも高画素だ(24メガ+2メガのデュアル)。
印象的なのは外観で、特にアイリスパープルは、青と紫のグラデーションが派手ではあるが、インパクト大。一方のブラックはシックな雰囲気。魅力的なのはレッドだが、こちらはgooSimsellerの限定モデルとなっている。
注目は価格。予想実売価格は税抜5万4800円となっているが、MVNOのセット販売では割引も期待できるためだ。特にgoo Simsellerでは、10月30日まではOCN モバイル ONEの音声SIM契約を条件に、税抜2万7600円と目を疑うような価格で販売されている。今後もネットや量販店店頭で、SIMセットでの割引に期待できるかもしれない。タイミングを逃さず、オトクな価格で入手してほしい。
ファーウェイ「HUAWEI nova 3」の主なスペック | |
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ディスプレー | 6.3型液晶(19.5:9) |
画面解像度 | 1080×2340ドット |
サイズ | 約73.7×157×7.3mm |
重量 | 約166g |
CPU | HUAWEI Kirin 970 2.36GHz+1.8GHz(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) |
OS | Android 8.1(+EMUI8.2) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/12/17 /18/19/26/28/38/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 4バンドGSM |
DSDS | ○(DSDV) |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:16メガ(F値1.8、RGB) +24メガ(F値1.8、モノクロ) /イン:24メガ+2メガ |
バッテリー容量 | 3750mAh |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
SIM | nanoSIM×2 |
USB端子 | Type-C |
カラバリ | アイリスパープル、ブラック、(レッド) |
予想実売価格(税抜) | 5万4800円 |
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