ソニーネットワークコミュニケーションズが運営する、ドコモ/ソフトバンクMVNOのモバイルサービス「nuroモバイル」は、料金プランをシンプル化。10月1日から開始した。
1GB刻みの料金を2GB、7GB、13GBの3つにまとめる
さらに「お試しプラン」を追加した
nuroモバイルのドコモ網を利用したサービスは、2〜10GBまで1GB刻みのプランに、1日5時間または深夜だけ高速で利用できる時間割プランといった特徴的な内容だったが、2GBの「Sプラン」、7GBの「Mプラン」、13GBの「Lプラン」の3プランに集約した。
この3つの基本プランとは別に「お試しプラン」も用意している。「お試しプラン」は通信量は月200MBながら、データSIMで税抜月300円(SMS付きは税抜月450円)、音声SIMは税抜月1000円という料金で、その名のとおりに“お試し”を目的としたもの。その目的のため、通常の音声SIMには用意されている最低利用期間(12ヵ月)、解約金(1000円×(12ー利用月数))のいずれも設定されていない。
なお、「お試しプラン」から通常のプランへの移行は可能だが、逆に通常のプランから「お試しプラン」への変更は不可。また、サービス品質については通常のプランと同等とのこと。従来プランの新規受付はすでに終了しているが(継続しての利用は可能)、「0 SIM」のついては別立てのサービスということもあり、変わらずに提供される。
マジョリティー層に安心して利用できるサービスに
一方で差別化も必要 「プレミアム帯域」を拡大!?
今回の新プランに合わせて、都内でメディア向けの説明会が開催された。
細かく選べたプランから、3プラン(+1プラン)にした理由として、MVNOのシェアが11%に達し、アーリーアダプター層からマジョリティー層へと広がるにつれ、安心して契約してもらえるためのシンプルなプランが必要だと判断。その方針のもとで「お試しプラン」も提供する。
2GB、7GB、13GBという容量を選んだ理由としては、従来も2GBが一番多く、中間層は少なめ、7GBに山が来て、10GBも増加中だったとのこと。10GBプランを選ぶのはヘビーユーザーだけに「もう少し容量が欲しい」という声が多く、13GBに設定したという。同時に接続料の低廉化もあり、若干の値下げを実現している。
一方で、他社との差別化も狙っていかないといけないとしており、昨年スタートした、nuroモバイルで販売しているSIMフリー版のXperia XZ Premiumでのみ利用できるオプション「プレミアム帯域」(専用帯域で通信速度が高速なほか、アップロードによる通信量の消費が無い)についてもアピール。現時点では発表できることはないとしつつも、「利用機会を増やせればと考えている」と今後の展開に含みを持たせた。
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