画面を触らずとも操作できる
便利なアシスト機能たち
ファーウェイの端末は、画面をタッチしなくても各種機能や操作が利用できるのもポイント。設定の「スマートアシスト」にアクセスすると、「ワンハンドUI」や「モーションコントロール」といった機能が利用できる。「モーションコントロール」では、着信時に本体をひっくり返して伏せるとサイレントモードになったり、持ち上げるだけで音量を小さくしたりといった自動操作が可能。
また「ナックルジェスチャー」で指の関節部分を使った操作にも対応しており、関節部分で2回ノックするとスクリーンショット、画面上に線を引くと画面分割モードに移行といった操作が割り当てられている。それぞれの操作を覚えておけば、画面を何度もタッチすることなくサッと対応できるので便利だ。
FacebookやTwitterなど、SNSのアカウントを複数管理するため、公式アプリを1台にふたつインストールして使い分けられる「ツインアプリ」も搭載。プライベートとビジネスでアカウントを使い分けたりしているユーザーには重宝する機能だ。
カメラはAIでシーン判別してくれる
カメラは背面のメインがカラーとモノクロの組み合わせ。カラー側はF1.8のレンズで約1200万画素。モノクロ側はF1.6のレンズで約2000万画素となっている。ファーウェイのPシリーズでカラーとモノクロの組み合わせのデュアルカメラになってから、HUAWEI P20は3代目のモデル。画質はAIによるシーン判定や、逆光や暗い場所でも明暗差がしっかりと出せるなど、これまでの特徴にさらに磨きをかけた絵作りとなっている。
以下はHUAWEI P20で撮影した作例で、基本的にはオートで撮影している。筆者はHUAWEI P20 Proでもテスト撮影したことがあり、さすがにメインセンサーが一回り大きいHUAWEI P20 Proと比べるとやや描写に甘いところもあるが、一般的なハイエンドモデルのカメラ機能としては期待値を上回っている。
※作例は原寸大で掲載しています。データ通信量にご注意ください。
ベンチマークでも十分高い数値を叩き出す
プロセッサーはHiSilicon(ファーウェイのグループ会社)製のKirin 970を搭載。昨年秋に発表された「HUAWEI Mate 10シリーズ」から搭載されているハイエンドモデル。CPUはオクタコアでGPUは12コアとパワフルなだけでなく、AI処理用のNPUも搭載。前述のカメラ機能のほか、バッテリー管理などにもAIを活用している。
各種ベンチマークの結果は以下の通り。クアルコムの最新プロセッサーSnapdragon 845搭載モデルの場合、AnTuTu Benchmarkでは約255000、Geekbench 4ではマルチコアのスコアが約8600あたりをマークするので、それよりは劣る結果となっているが十分高いスコアを計測している。ちなみに3DMarkでも計測はしているが、計測時にブーストして対応していることが発覚しているため、今回は掲載から外している。
ハイエンドのAndroid端末としては基本性能やカメラ機能など実力は十分。サイズも最近のハイエンドモデルとしてはコンパクトなので、持ちやすいサイズを探しているユーザーにはオススメだ。
ファーウェイ「HUAWEI P20」の主なスペック | |
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ディスプレー | 約5.8型液晶(18.7:9) |
画面解像度 | 2244×1080ドット |
サイズ | 約70.8×約149.1×約7.65mm |
重量 | 約165g |
CPU | HUAWEI Kirin 970 2.36GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア) |
メモリー | 4GB |
ストレージ | 128GB |
OS | Android 8.1(EMUI 8.1) |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/6/7/8/9/12/17 /18/19/20/26/28/32/34/38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19、4バンドGSM TD-SCDMA: B34/39 |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz対応) |
カメラ画素数 | リア:約1200万画素(RGB、F値1.8) +約2000万画素(モノクロ、F値1.6) /イン:約2400万画素(F値2.0) |
バッテリー容量 | 3400mAh |
生体認証 | ○(指紋、顔) |
USB端子 | USB 3.1 Type-C |
カラバリ | ミッドナイトブルー、ブラック、ピンクゴールド |
価格(税抜) | 6万9800円 |
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