6GBメモリーの恩恵か
ストレスなく軽快に操作できる
OSは、AndroidをベースとするOPPO独自の「ColorOS」を採用している。CPUはクアルコムのSnapdragon 660、メモリーは6GB、内蔵ストレージは128GBという構成だ。
Snapdragon 660は、2.2GHz×4コア+1.8GHz×4コアのオクタコアCPUで、ミドルハイクラスに位置付けられる。ただし、6GBメモリーを搭載し、ディスプレーやカメラもハイエンド級のスペックを備えているので、ほぼ「ハイエンド」「ハイスペック」と呼んでも差し支えないだろう。
実際の操作感としても、タッチレスポンスが鈍くなったり、アプリの切り替えなどでもたつくこともなく、軽快に操作できた。ベンチマークを計測してみたところ、Snapdragon 660を搭載する機種としては上々の結果が得られた。
AndroidユーザーでもiPhoneユーザーでも
使いこなそうな「ColorOS」
ColorOSは、Android 8.1をベースとする「ColorOS 5.1」を搭載している。多くの読者にとって耳馴染みのないOSだと思うが、Googleアカウントを登録して、「Playストア」からアプリを入手できるので、他メーカーのAndroidスマホと同じように操作できると考えてよい。
自分が使いやすいようにカスタマイズできることがColorOSの特徴だ。例えば、画面の下方に表示されるナビゲーションキーを非表示にして、画面の下端から上方向にスワイプしてホーム画面に戻すようにも変更できる。
3本の指でなぞってスクリーンショットが撮れて、そこに手書きメモなどを書き込んで共有することも可能。縦に長いスクリーンショットを撮ることもできる。他のメーカーも採用している機能ではあるが、使いこなすと便利に活用できそうだ。
【まとめ】スペック重視派は
次に登場するモデルも視野に入れて検討を!
先にも述べたが、R15 ProはFeliCaに対応し、おサイフケータイも利用できる。さらに、IPX7の防水にも対応している。目安としては、水深1メートルに約30分間沈めても故障しない水準なので、水回りで使うことが多い人には安心だ。
いまキャリアのスマホを使っている人にとっては、6万9880円(税別)という価格は高く感じられるだろうが、カメラやディスプレーの性能、FeliCaへの対応などを考えると、妥当な価格設定と思える。キャリアよりも圧倒的に安い月額料金で使えることを考えると、キャリアの同等のスペックのスマホよりもオトクと言えなくはないだろう。いわゆる“格安スマホ”に乗り換えたいが、スペックには妥協したくないという人には格好の選択肢だ。
ただし、OPPOは年内にさらに新モデルを日本市場に投入することを予告している。ノッチがないフルスクリーンでカメラが飛び出す「Find X」というモデルの可能性が高い。そのモデルが防水やおサイフケータイに対応するのかどうかはわからないが、最先端にこだわる人は、そのモデルが発表されるのを待つのも一考だ。
R15 Pro | R15 Neo(参考) | |
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メーカー | OPPO | |
ディスプレー | 6.28型有機EL(19:9) | 6.2型液晶(19:9) |
画面解像度 | 1080×2280 | 720×1520 |
サイズ | 75.2×156.5×8mm | 75.6×156.2×8.2mm |
重量 | 約180g | 約168g |
CPU | Snapdragon 660 | Snapdragon 450 |
内蔵メモリー | 6GB | 3 or 4GB |
内蔵ストレージ | 128GB | 64GB |
外部ストレージ | microSDXC(最大256GB) | |
OS | ColorOS 5.1(Android 8.1) | |
対応バンド | LTE:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28 /38/39/40/41 W-CDMA:1/2/4/5/6/8/19 |
|
DSDS | ○(DSDV) | |
VoLTE | ○ | |
無線LAN | IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応) | |
カメラ画素数 | リア:16メガ+20メガ /イン:20メガ |
リア:13メガ+2メガ /イン:8メガ |
バッテリー容量 | 3430mAh | 4230mAh |
FeliCa | ○ | × |
防水 | ○(IPX7) | × |
カラバリ | レッド、パープル | ダイヤモンドブルー、ダイヤモンドピンク |
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