あの「Intel Movidius Myriad VPU」を採用!!
まだ知らないの!? UP square + AI Coreでディープラーニング推論を学べ!
十分な性能が得られるアクセラレーター+小型CPUとは?
学習の高速化を意識したハードウェア環境としては、NVIDIAやAMDのGPUを利用することが一般的で、ASCII.jp読者であれば解説書などを元に実験したという方もいるだろう。
そして一方の推論では、アクセラレーター+小型CPUを組み合わせた低消費電力かつ小型製品の独壇場となっている。ARMコア・ベースのSoCを採用したIoT向け小型CPUボード製品が多いのだが、実はこうした製品では十分な推論性能が得られないのが悩みどころといえるだろう。
AAEONの小型コンピューターボード「UP2」(UP Square)と「UP AI Core」
そこで、実際に試せる環境として今回紹介したい製品が、AAEONが手がけている小型コンピューターボード「UP2」(UP Square)と「UP AI Core」だ。日本ではそれぞれ国内正規代理店V-netが扱っている。
AAEONのUP2(UP Square)は、Intel製のプロセッサーを搭載した小型コンピュータボードだ。サイズは85.6m×90mmのほぼ正方形で、Raspberry Piとの互換性を備える40ピンヘッダー、mini PCIeスロット(SATAスロットとしても使用可能)、E-Key用のM.2スロットを備えている。
CPUはCeleron 3350N、Pentium N4200、Atom E3940の3種類から選択が可能で、ストレージとしてはボード上にeMMCを搭載する。ストレージ容量は32GB、64GB、128GBの3種類から選択が可能だ。
メインメモリーは2GBまたは4GBのモデルがラインアップされている。
Intel製のCPUを搭載するUP2(UP Square)は、完全なPC互換ということが特徴のひとつだ。UEFI BIOSからeMMC上にインストールされたOSを起動可能で、対応OSは各種Linuxディストリビューションはもちろん、Windows IoTやWindows 10(64ビット版のみ)など多岐にわたる。
一般的なPC向けの開発環境であれば、そのままUP2(UP Square)上で容易に構築できるわけで、この点はARMベースのSoCを用いた製品に対するアドバンテージといえる。しかも、Raspberry Pi互換の40ピンヘッダーを採用というメリットもあるため、PC+αな製品ともいえるのだ。
AAEON「UP2」(UP Square)の主なスペック | |
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CPU | Intel Celeron N3350(1.1GHz-2.4GHz)/ Intel Pentium N4200(1.6GHz-2.5GHz)/ Intel Atom x5-E3940(1.6GHz-1.8GHz) |
メインメモリー(最大) | 2/4/8GB LPDDR4 |
グラフィックス機能 | Intel HD 500 Graphics(Celeron N3350、Atom x5-E3940)/ Intel HD 505 Graphics(Pentium N4200) |
ストレージ | 32/64/128GB eMMC |
LAN機能 | 有線LAN(1000BASE-T、Realtek RTL8111G)×2 |
インター フェース |
HDMI 1.4b、DisplayPort 1.2、eDP、USB 3.0(Type-A)×3、USB 2.0(10ピンヘッダー)×2、USB 3.0 OTG(Micro-B)、mini-PCIe、M.2(2230)、SATA3 |
カメラ | MIPI-CSI2(2-lane、4-lane) |
I/O | 40ピンヘッダー、60ピンEXHAT |
RTC | 搭載 |
電源 | 5V DC-in(6A) 5.5/2.1mm端子 |
本体サイズ | 85.6×90mm |
対応OS | Windows 10(64bit)、Linux(ubilinux、Ubuntu、Yocto)、Android Marshmallow |
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