「カップヌードル ビッグ 三代目謎肉祭」
日清食品
9月17日発売
購入価格216円
https://www.nissin.com/jp/news/7307
今年の謎肉祭は、ノーマル/白/チリの謎肉が集結
一方その頃、日清食品のCUPNOODLEは着実に謎肉を増やしていた……。
カップヌードルおなじみの具材、謎肉こと「ダイスミンチ」。豚肉のミンチと大豆、野菜などを混合したあとに、フリーズドライ加工して作っている。2016年頃から日清食品公式でもこの「謎肉」という名称を積極的に使い出すようになり、同年9月には「カップヌードルビッグ "謎肉祭" 肉盛りペッパーしょうゆ」を発売。これが好評だったのか、2017年も「帰ってきた謎肉祭」として復活。通常の謎肉と「白い謎肉」のダブル仕様となった。
2018年の今年は、なんと“三代目”に生まれ変わって登場した。その名も「カップヌードル ビッグ 三代目謎肉祭」。
謎肉のボリューム感はそのままに、豚肉ベースの謎肉(いつものやつ)、鶏肉ベースの白い謎肉、そして豚肉ベースに唐辛子を練りこんだ「チリ謎肉」が入り、一度に3種類の謎肉が楽しめるのが特徴。スープはアクセントとなるペッパー感を強めたとのこと。
なお、“三代目”の名称と、「カップヌードル」のCMにEXILE TRIBEが起用されたことの因果関係は不明。とはいえ、パッケージの「CUPNOODLE」の文字の前になぜか「J」が付いているところも含め、ダジャレ的なネーミングを意識しているのだろう。
よく言えば、3種の謎肉の味わいがたのしい
悪く言えば、「ここでしかない!」という味わいがない
食べるときのポイントは、3種類の謎肉の味わいということになろう。普通の謎肉だけでなく、白い謎肉の(よい意味で)淡白な味、チリ謎肉のピリッと辛い味、これらがいっぺんに味わえるのはおもしろい。そういう意味での“祭”感はある。
しかし、スープはたしかにペッパーが強いものの、全体としての味は、通常のカップヌードルと大きく変わっているわけではない。となると、普通のカップヌードルに謎肉がいっぱい入っているだけとなり、さすがにもうちょっと変化というか、新基軸がほしいと感じたのも正直なところだ。
おいしくないというわけではないけれど、積極的にこれを食べたくなる完成度にやや不足しているような気がして、手がたいけれども、どうにも勧めづらいというか。カップヌードル「珍種謎肉」シリーズもこんな感じだったんだよな……。
謎肉を食べる楽しさはあるけれど、味としては通常とあまり変わらない。たしかにメインは謎肉だから、それでもよいとは思う。でも、三代目を大きくうたったこともあるし、もう少し工夫ほしかった……というのは辛口の評価だろうか。ここからさらにステップアップしてくれるであろう、2019年の「謎肉祭」に今から期待しています。
モーダル小嶋
1986年生まれ。担当分野は「なるべく広く」のオールドルーキー。ショートコラム「MCコジマのカルチャー編集後記」ASCII倶楽部で好評連載中!
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