9月21日にiPhone XS、iPhone XS Maxが発売となる。先週、スティーブ・ジョブズシアターでの発表会後、実機を入手して、試用することができた。
手に入れて数日が経過するが、iPhone XSとiPhone XS Maxを比べた時、人には断然、後者をオススメすることにした。
周りに勧めるのはiPhone XS Max
Plus系のiPhoneと比べても持ちやすくなっている
この1年間はiPhone Xを使ってきた。ホームボタンがなくなり、5.8インチで大画面でありながら、片手での操作性もよく、かなり満足して使ってきた。そのため、今回の新製品もiPhone XS、一択だと思っていた。実機を触る前は。
これまでもiPhone 7 Plusを持ち歩いたことがあったが、自分には大きすぎてすぐに使わなくなっていた。しかし、今回のiPhone XS Maxは6.5インチであっても持ちやすい。本体の幅がちょうどよく、ホームボタンがないことで、ボタンを押すという余計な操作がないことで、携帯性が増しているのだろう。
いろいろ使ってみて、やはり満足度が高いのがカメラ機能だ。
ここ最近、カメラ機能でのお気に入りスマホはAndroidだった。ここ最近、勢いのある中国メーカーはセンサーサイズも大きいということもあり、スマホとは思えない画質が得られるのが利点だが、一方で、色を盛りすぎるところがあるので、リアリティのある写真が撮れているかとちょっと微妙な感じもしている。
もうひとつのお気に入りの日本メーカーは動画を撮影しながらAIが静止画を撮影してくれるという斬新なデュアルカメラの使い方が好きなのだが、動画はまずまずの画質なものの、静止画がどうしても物足りなさを感じるところがあったのだ。
その点、iPhone XS、iPhone XS Maxのカメラは、従来から派手な撮影機能が追加されたわけではない。デュアルカメラも、広角と望遠というこれまで通りの組み合わせだ。また、撮影したあとから被写界深度を変えられるという機能は、アップルが先に始めたわけでもなく、ファーウェイがとっくの昔からやっていた。
しかし、iPhone XS、iPhone XS Maxは、誰もが何も考えずに、最高の画質で撮影できるスマホカメラの最高峰のように思える。
実際にこの3連休に、息子を連れ出して、あれこれ撮影してみたが、HDRなどが磨きがかかったように感じるのだ。
夕焼けをバックにした人物撮影などは特に威力を発揮する。静止画だけでなく、動画はステレオ録音が可能になるなど、臨床感がさらに増した撮影が可能となった。
アップルは、同社がデザインしたA12 BionicとNeural Engine、マシンラーニングの組み合わせによって、カメラ画質が向上していると語る。独自開発の結晶と言われると、他とどうやっても比較できないのが、なんとも上手い言い方だ。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります