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今日食べたいちょっと(だけ)贅沢おつまみ

結構辛くてめちゃうま高級「柿ピー」亀田の柿の種と何が違う?

2018年09月18日 17時00分更新

 ヒパヒパ! アスキーの酒好きナベコです。秋雨前線には秋の酔っ払い前線で対抗したいです。お酒を飲みながら雨音をきいていると次第に陽気になってきませんか?

 この連載ではお酒に合い、かつ簡単に用意できるおつまみを紹介します。今回紹介するのは成城石井で売っているちょっと高級な「柿ピー」。いつもは既製品のアレンジや手作りおつまみのレシピを紹介しているのですが、今回はアレンジのしようがなく。だって柿ピーはそのまま食べるのがおいしいのですもの。酒飲みの情けでご容赦くださいませ。ませ(念押し)!

成城石井の「柿ピー」
ひと袋540円だけどおいしい

●王様堂「柿ピー」(540円)

 ピリ辛のおかきとピーナッツが入った柿ピーはお酒に合う乾きものの定番。亀田製菓の「亀田の柿の種」をはじめいろいろなおかきメーカー、プライベートブランドのものなどがあり、コンビニやスーパーでは必ず並んでいますね。その中で、王様堂の「柿ピー」はひと袋(200g)540円とひと際高価。厳選食材を扱うスーパー成城石井で扱っていました。

ひと粒が大きいです!

 見た目からしておかきの粒がゴロゴロと大きく、よくある柿ピーと雰囲気が違います。亀田の柿の種と比較したところ、亀田の柿の種はおかきの長さが約2.5cmであるのに対して、王様堂の柿ピーは約3.5cmと、約1cmの差がありました。

左が「亀田の柿の種」。亀田が長さ約2.5cmだったのに対して、王様堂の柿ピーは長さ約3.5cmでした。

 王様堂は大正十三年創業。おかきひと筋で所在地は東京都台東区です。さて、王様堂の柿ピーのポイントは伝統的な製法へのこだわり。

素材の厳選→浸水→蒸す→つく→冷やす→切る→乾かす→焙る、と8つの工程で7日間以上をかけるとのこと。

 もち米は厳選された水稲米。醤油は特製本醸造。米を丹念に蒸し上げ、細心の注意を払い杵つきし、焙る工程では、焙っては冷まし、焙っては冷ますを繰り返すことにで香ばしさを引き出しているそうです。こうして7日間以上かけてつくったおかきは「自然の幸のおいしさが生かされた昔ながらのおかき」とのこと。

食感に奥行きがあって本当においしい「おかき」
けっこう辛いのでお酒が進みます

 外側はカリッと炙られていてハードなのですが内側は軽い食感で、食べていくうちにモニュモニュとしたお米らしい弾力も出てきます。食感が一本的ではなくて奥行きがあるのは、丁寧に焙り上げているからなのでしょう。よくある柿ピーでは味わえません。

外側はハード、でも中は軽く、食べているうちに弾力も出てきます。焙り上げがうまい!

 ピリッときいた唐辛子の辛さと(けっこう後を引きます)、醤油の炙った風味がたまりませんし、ひと粒ひと粒のお米のうまみが引き出されています。……おいしくて、お酒が進んでしまいます。

 「柿ピー」とはいいますが、よくあるものが「スナック菓子」という感覚であるのに対して、王様堂の柿ピーはよくできた日本の「おかき」というのが強く、存在感が全然違う。日本のお菓子ってやっぱりいいなと感激してしまいました!

サントリー「ザ・プレミアム・モルツ マスターズドリーム」などちょっと高級なビールに。

 リッチな食べごたえですので、特別なビールに合わせてみるなどいかがでしょうか。オススメです。

■関連サイト


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ナベコ

寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
「アスキーグルメ」でおいしい飲食情報を発信中!

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