エクイニクス・ジャパンは9月5日、VMwareと連携し、AWS Direct Connectを介したVMware Cloud on AWSへのプライベート接続を提供すると発表した。
ユーザーはインターネットを介さず、伝送速度とセキュリティーに優れたプライベート接続によってVMware Cloud on AWSにアクセスできる。また、同社のオンプレミス環境のVMware基盤とVMware Cloud on AWSを統合するほか、VMwareの企業向けSDDCソフトウェアとクラウドサービスをAWSクラウドとして提供できる。これにより、プライベートクラウド環境およびパブリッククラウド環境間での企業ITインストラクチャーの可搬性を実現したという。
IBXデータセンター上のAWS Direct Connectを介したVMware Cloud on AWSへのプライベート接続は、以下のような目的実現に適している。
・ディザスタリカバリ
システム全体または部分的なディザスタリカバリのニーズに対応し、コスト効率に優れた方法で、オンプレミス環境ワークロードの細分化された保護を支援。
・可搬性とマイグレーション
オンプレミスのvSphereプラットフォーム環境またはVMware SDDCスタック全体からVMware Cloud on AWS上のソフトウェア定義VMware環境へのワークロードマイグレーションを支援。
・ハイブリッドクラウド
オンプレミスのデータセンター環境をVMware Cloud on AWSに拡張し、また地理的なリーチを拡大。
・マルチクラウドアプリケーション
企業がアプリケーションコンポーネントをオンプレミス環境からクラウド環境の間で、自由に移動可能。
同社はVMwareと連携し、オンプレミスITインストラクチャ―を持つ企業に対し、AWS Direct Connectを利用したパブリッククラウドの活用を支援。オンプレミスのVMwareインストラクチャ―とVMware Cloud on AMSのリソースを、セキュリティーやパフォーマンス、信頼性、コスト効率の観点から効果的に利用する方法を提供するとしている。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります