トーマツは8月31日、「QRコード決済・モバイル決済の利用実態と今後の利用意向に関する調査」の結果を発表した。対象者は10代~50代のスマホ保有者かつスマホアプリ利用経験者2000名。
QRコード決済の利用について聞くと、「利用したことがある」は9.1%。世代別では20・30・40代で1割超、10代と50代で1割未満が利用しているとわかった。また、モバイル決済の利用について聞くと、「利用したことがある」は20.0%。世代別では30代と40代で2割を超える利用者がいたという。
QRコード決済利用者かつ利用満足者にQRコード決済に対する魅力因子を聞くと、「現金・カードを持ち歩かなくてもスマホだけで支払いができる」は36.6%、「現金に比べて店頭での支払いが簡単でスピーディ」と「支払うたびにポイントが貯まるなどお得」はいずれも32.9%、「ATMでお金をおろさなくても済む」は28.0%、「QRコード決済が使えるお店が増えてきた」と「LINEや楽天などすでに利用している企業の新サービスだから」はいずれも21.3%。「QRコードを読み取るスタイルが楽しい」は20.1%で、QRコード決済ならではの特徴も一定数が魅力に感じているとわかった。
本調査の回答をもとに、生活消費およびキャッシュレスに対する意識をもとにクラスター分析を実施し、全回答者を「コンサバ消費派」「こだわり消費派」「消費無関心派」「クレバー消費派」「トレンド追求派」の5つのクラスターに分類。キャッシュレスの進行に肯定的意識の高かったクラスターは「クレバー消費派」と「トレンド追求派」で、その2つのクラスターをキャッシュレス層、それ以外が非キャッシュレス層に分けられたという。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります