日立製作所は9月4日、VMwareとの協業成果として社会インフラ分野向けの「高信頼プラットフォームソリューション」を開発。9月5日に発売した。
金融や公共、交通などにおいて長期にわたる基幹システムの安定稼働を支援するプラットフォーム。両社の強固な協業体制のもと、vSphereの最長10年にわたる長期サポートを実現する安定稼働の維持とともに、ほかのオープン系システムとも容易に接続できることからシステム運用の効率化やIT投資の最適化が可能になるとしている。
仮想マシンへのPCIカードの占有割り当てを可能とする「VMware vSphere DirectPath I/O」の認証を取得、PCIカードに障害が発生した場合には当該PCIカードを切り離して予備PCIカードへ切替えることが可能。
VMwareとの間でvSphere特別サポート体制を構築し、問題発生時の原因究明と対策においてVMwareから特別に技術的な支援を受けられる。また、VMwareに日立のエンジニアが常駐して対応するためハイレベルなテクニカルサポートの提供が可能となる。
ソリューションの基盤には高信頼サーバー「RV3000」を採用。インテルXeonスケーラブルファミリーを最大4台、高速メモリを最大3TiB搭載可能で、高い性能と高速処理が求められる大規模データベースやリアルタイム分析に対応する。また、最長10年のハードウェア保守サービスを提供。
高信頼プラットフォームソリューションの価格は個別見積もり。RV3000は530万7120円より(9月28日提供開始)。
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