日露戦争で活躍した戦艦三笠を保存する
「三笠公園」
3つ目の会場は、世界三大記念艦のひとつである「三笠」が保存、展示されている「三笠公園」。園内には音楽に合わせて水量が変わって踊っているように見える噴水があり、毎日6~7回噴水ショーが行われる。最寄り駅は京浜急行の横須賀中央駅で、徒歩で15分ほどかかる距離にあるが、循環バスが近くを通っている。また、公園横からは、東京湾唯一の無人島である猿島に向かう船着き場がある。
すぐそばには「よこすかポートマーケット」があり、横須賀で捕れた魚や野菜などの地物が販売されており、横須賀のおみやげ品を取り扱うコーナーでは、「ハイスクール・フリート」のスタンプラリー時に横須賀とのコラボグッズを販売していた。
こちらの三笠公園もあまり広い公園ではないが、駅から少々離れているせいかヴェルニー公園ほど混んではいなかったイメージ。通信状態も良好で、快適にポケモンGOを遊ぶことができた。
三笠公園にも移動基地局が展開しており、静態保存されているSL脇と音楽噴水の横にドコモとauの移動基地局が置かれていた。ソフトバンクはWi-Fiスポットを用意していたほか、純正のモバイルバッテリーを約半額で販売していた。
すべての会場を訪問してみて、去年の横浜に比べて混雑度も通信状態も格段によくなっていると感じた。もちろん、抽選で参加できる人数を制限したことが大きな要因で、その分、参加したくても参加できなかったプレーヤーも多かったはず。ヴェルニー公園は多少混んでいたが、ほかの2会場を見る限り、もう少し人数を増やせたような気はしたが、通信障害などで市民生活に影響が出ても困るので、このあたりは難しいところだ。
街ぐるみで盛り上げる
横須賀の心意気を感じるイベント
最後に、会場以外の様子もお届けしよう。久里浜駅、横須賀中央駅、汐入駅の周辺には商店街があり、ポケモンGOのBGMが流され、ポケモンGOを遊びにきた臨場感に包まれていた。街の中には横断幕が貼られ、ピカチュウのサンバイザーを無料配布。500円以上買物をするとステッカーがもらえるなど、イベントに合わせてさまざまな催しが開催されていた。
取材当日は午後雨の予報だったにも関わらず、雨に降られずにすべての会場を回ることができた。どこの会場もふだん出会えないポケモンであふれ、それをうれしそうに捕まえているポケモントレーナーたちの笑顔であふれていた。1、2時間プレーすればお目当てのポケモンでモンスターボックスがあふれるほど獲れたので、参加できた方々は大満足だったのではないだろうか。
通信や人口集中といった問題もあり、いちどに誰でも参加できるようにするのは難しいかも知れないが、多くの人が喜んで参加できるこのようなイベントが、今後も続いてくれるといいなと思いつつ、横須賀を後にした。ちなみにこの日は、合計2万歩近くの徒歩行軍であった。
©2018 Yokosuka City.
©2018 Niantic, Inc. ©2018 Pokemon. ©1995-2018 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.
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