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3キャリアが各会場に移動基地局を展開

アフリカから横須賀にトロピウス襲来 「Pokémon GO Safari Zone in YOKOSUKA」

2018年09月05日 16時00分更新

文● MOVIEW 清水、編集●南田ゴウ/ASCII編集部

日露戦争で活躍した戦艦三笠を保存する
「三笠公園」

 3つ目の会場は、世界三大記念艦のひとつである「三笠」が保存、展示されている「三笠公園」。園内には音楽に合わせて水量が変わって踊っているように見える噴水があり、毎日6~7回噴水ショーが行われる。最寄り駅は京浜急行の横須賀中央駅で、徒歩で15分ほどかかる距離にあるが、循環バスが近くを通っている。また、公園横からは、東京湾唯一の無人島である猿島に向かう船着き場がある。

 すぐそばには「よこすかポートマーケット」があり、横須賀で捕れた魚や野菜などの地物が販売されており、横須賀のおみやげ品を取り扱うコーナーでは、「ハイスクール・フリート」のスタンプラリー時に横須賀とのコラボグッズを販売していた。

 こちらの三笠公園もあまり広い公園ではないが、駅から少々離れているせいかヴェルニー公園ほど混んではいなかったイメージ。通信状態も良好で、快適にポケモンGOを遊ぶことができた。

記念艦三笠が保存・展示されている三笠公園。三笠の内部や甲板に上がることもできる

三笠の艦橋から公園をみると、ポケモントレーナーの密度はそれほど多くない。三笠公園へ到着したのは夕方だったので、昼間はもう少し多かったのかも知れない

音楽に合わせて水が踊る噴水。夜になるとライトアップされる

トロピウス、ナマケロのほか、ダンバルが大量に発生し、ラルトスはいなかった

三笠公園でイベントのスペシャルリサーチを無事終了。メタグロス、サーナイト、ケッキングをゲットしたほか、ほしのすな10万がもらえた。アイテムのほしのかけらを使えば1.5倍の15万に

 三笠公園にも移動基地局が展開しており、静態保存されているSL脇と音楽噴水の横にドコモとauの移動基地局が置かれていた。ソフトバンクはWi-Fiスポットを用意していたほか、純正のモバイルバッテリーを約半額で販売していた。

公園入り口近くに置かれたドコモとauの移動基地局

公園奥となる噴水の近くにも移動基地局。ドコモとauがそれぞれ設置していた

ソフトバンクはWi-Fiスポットを設置

純正のモバイルバッテリーを約半額で販売。ポケモンGOはバッテリー消費が激しいので、多くのトレーナーがあらかじめバッテリーは用意してプレイしていた

 すべての会場を訪問してみて、去年の横浜に比べて混雑度も通信状態も格段によくなっていると感じた。もちろん、抽選で参加できる人数を制限したことが大きな要因で、その分、参加したくても参加できなかったプレーヤーも多かったはず。ヴェルニー公園は多少混んでいたが、ほかの2会場を見る限り、もう少し人数を増やせたような気はしたが、通信障害などで市民生活に影響が出ても困るので、このあたりは難しいところだ。

街ぐるみで盛り上げる
横須賀の心意気を感じるイベント

 最後に、会場以外の様子もお届けしよう。久里浜駅、横須賀中央駅、汐入駅の周辺には商店街があり、ポケモンGOのBGMが流され、ポケモンGOを遊びにきた臨場感に包まれていた。街の中には横断幕が貼られ、ピカチュウのサンバイザーを無料配布。500円以上買物をするとステッカーがもらえるなど、イベントに合わせてさまざまな催しが開催されていた。

無料で配られていたサンバイザーやトレードステッカー、お買い物でもらえるシールなど。三笠公園ではウインクしている限定サンバイザーも配っていた

ヴェルニー公園でサンバイザーを配っている様子。手渡している袋はゴミのお持ち帰りに使うゴミ袋なのだが、モンスターボール柄が印刷されているため、記念に持って帰る人が多かったようだ

ヴェルニー公園と三笠公園の間にあるセブンイレブンには風船ピカチュウが置かれていた。セブンイレブンもポケモンGOのスポンサーだ

汐入駅近くにあるどぶ板通り商店街にはイーブイが登場。気軽に記念撮影に応じていた

どぶ板通り商店街の入り口に設けられた、ヨコスカGOコミュニティスペース。トレーナーたちがポケモンを交換したり、バッテリーを充電するスペースとして活用されていた

久里浜の仲通り商店街では500円以上の買物でオリジナルステッカーをプレゼント

サンバイザーにコメントを書いて、ポップとして活用しているお店も

歩きスマホ禁止などのマナー喚起ポスターにもポケモンたちが登場

商店街に設置されたジムリーダーのスタンディ。3人横に並んでいるスタンディは各会場にも設置されていた

商店街のいたるところにピカチュウ。スピーカーからはポケモンGOのBGMが流れているし、ポケモンのテーマパークに遊びにきているかのよう

三笠公園のそばにあったお店では、ポケモンのフォトスポットを設置していた

横須賀中央駅そばにあるmikasa SHOPPING PLAZAは、天井にフラッグがずらり。このフラッグは久里浜の仲通り商店街や汐入のどぶ板通り商店街に掲げられていた

各会場に設置されていたジムリーダーのスタンディがmikasa SHOPPING PLAZA入り口にも置かれていた

横須賀中央駅前の通路に掲げられていた横断幕

 取材当日は午後雨の予報だったにも関わらず、雨に降られずにすべての会場を回ることができた。どこの会場もふだん出会えないポケモンであふれ、それをうれしそうに捕まえているポケモントレーナーたちの笑顔であふれていた。1、2時間プレーすればお目当てのポケモンでモンスターボックスがあふれるほど獲れたので、参加できた方々は大満足だったのではないだろうか。

 通信や人口集中といった問題もあり、いちどに誰でも参加できるようにするのは難しいかも知れないが、多くの人が喜んで参加できるこのようなイベントが、今後も続いてくれるといいなと思いつつ、横須賀を後にした。ちなみにこの日は、合計2万歩近くの徒歩行軍であった。


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