特許庁は8月30日、「知財アクセラレーションプログラム」(IPAS:IP Acceralation program for Startups)の支援先企業10社を決定したと発表。
支援先企業ごとに、課題に対応するスキルを持つ専門家を選定した「知財メンタリングチーム」を組成。ビジネスを加速する知財戦略の構築を支援するという。
有識者6名からなる審査委員会によるピッチ審査を経て決定した10社は以下の通り。
●株式会社アクセルスペース(東京都中央区 代表:中村友哉)
超小型人工衛星の設計開発および衛星画像など利用したソリューションの開発。
●株式会社aceRNATechnologies(京都府左京区 代表:進照夫)
再生医療分野における、RNAスイッチを用いた細胞選別技術の開発。
●MDR株式会社(東京都文京区 代表:湊雄一郎)
量子コンピュータに関するハードウェア、ミドルウェア、アプリケーションの開発。
●株式会社カウリス(東京都千代田区 代表:島津敦好)
法人向けクラウド型不正アクセス検知サービスの開発。
●株式会社Kyulux(福岡県福岡市 代表:安達淳治)
TADF(熱活性化遅延蛍光)および蛍光材料を組み合わせたHyperfluorescence(超蛍光)による次世代有機ELの開発。
●株式会社Jiksak Bioengineering(神奈川県川崎市 代表:川田治良)
三次元構造を有する細胞組織による、おもに神経変性疾患の創薬に活用するスクリーニング技術の開発。
●ソナス株式会社(東京都文京区 代表:大原壮太郎)
同時送信フラッディング技術を活用した無線センサネットワークによる省電力・高品質センシングの開発。
●DeepFlow株式会社(東京都豊島区 代表:深川宏樹)
CAEに使用する、クラウド型スパコンを使った10兆自由度の超大規模流体構造連成解析システムの開発。
●株式会社ナノルクス(茨城県つくば市 代表:祖父江基史)
赤外線カラー暗視撮影技術を活用した暗視カメラなどの開発。
●株式会社メトセラ(神奈川県川崎市 代表:岩宮貴紘)
線維芽細胞を活用した心臓疾患の再生医療等製品の開発。
IPASの特設ページでは、IPASの事業内容や支援先企業の情報を掲載している。また知財メンタリングチーム組成後は、支援に関わることになるメンターなどの情報を掲載していくという。
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