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電子ペーパー採用の2画面Yoga BookやCore i9の最強Thinkpad X1の実機をチェック

2018年09月01日 12時00分更新

 レノボはドイツ・ベルリンにて行なわれているIFA 2018に関連して、プレスカンファレンス「Tech Life '18」を開催。E INKとのデュアルディスプレーを搭載した「Yoga Book C930」やSnapdragon 850を搭載したWindowsマシン「Yoga C630 WOS」などを発表した。各モデルの価格は欧州などでの販売時で、日本での販売などは未定となってる。

キーボード側がE INKになった
「Yoga Book C930」

 「Yoga Book C930」は、キーボード側がペンタブレットになっており、キー入力時はLEDで各キーを光らせタッチ操作によるタイピングができた「Yoga Book」の後継機。今回の新モデルではペンタブレットではなく、タッチ操作が可能なE INKディスプレーをキーボード側に搭載している。キー入力をしたいときはキーボードを表示。E INKで描かれたキーをタッチすると、キーが沈み込むようなアニメーション表示をしさらに振動による反応もあるので、前モデルより物理キーのような感触でタイピングできる。ちなみにE INKでキーボードを表示しているので、各種言語用のキーボードを1台で表示できるのもポイントだ。

 また、メインディスプレーでも使用できるペンでE INK側も同じようにペン入力にも対応。表示を切り替えてペンタブレットのように使ったり、PDFファイルを表示して電子書籍リーダーのような使い方もできるなど、書き換え可能なE INKディスプレーならではの使い勝手の良さがある。

 ディスプレーサイズはメインが10.8インチ(2560×1600ドット)でE INK側も10.8インチだが、こちらは解像度が1920×1080ドット。CPUは第8世代ではなく、第7世代のCore i5-7Y54またはCore m3-7Y30となっている。Wi-FiモデルのほかLTEでの通信機能を搭載したモデルもラインアップしている。本体サイズは約260.4×179.4×9.9mmで、重さはWi-Fiモデルが約775g。価格は999ユーロからで9月頃発売予定。


最新のSnapdragon850を搭載した
「Yoga C630 WOS」

 「Yoga C630 WOS」はSnapdragonを搭載したWindowsマシンの新世代モデルで、プロセッサーにはクアルコムがWOS(Windows on Snapdragon)向けに開発した最新のSnapdragon 850を採用している。本機の特徴は最大で25時間のバッテリー駆動が可能なこと。

 メモリーは4GBまたは8GBで内蔵ストレージは128GBもしくは256GB。ディスプレーは13.3インチ(1920×1080ドット)。本体サイズは約306.8×216.4×12.5mm、重さは約1.2kg。もちろんLTEでの通信機能にも対応しており、下り最大1.2Gbpsでの通信が可能だ。ちなみに、OSはWindows 10(Sモード)を標準で搭載しているが、展示機はWindows 10 Proがインストールされていた。価格は999ユーロからで11月頃より販売開始予定。


6コア&GeForce GTX 1050 Ti搭載のパワフルX1
「ThinkPad X1 Extreme」

 ThinkPadブランドでプレミアムモデルとして展開している「X1シリーズ」にも最新モデル「ThinkPad X1 Extreme」が登場。プロセッサーは第8世代のHシリーズを採用しており、最高スペックのモデルでは6コア/12スレッドのCore i9-8950HKが搭載される。さらにグラフィックにはGeForce GTX 1050 Tiを搭載したMax-Qデザイン。ThinkPadブランドということで、ゲーミングというよりはデザイナーやアーティストが写真や動画の編集といったヘビーな作業を行なうマシンとして注目を集めそうだ。

 ディスプレーは15.6インチで解像度は3840×2160ドットの4Kもしくは1920×1080ドットのフルHD。本体サイズは約361.8×245.7×18.4mm、重さは約1.7kgから。9月からアメリカで受注スタート予定で、価格は1859ドルからとなっている。

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