週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

3日間のアクティビティーでもオフライン地図とGPSが利用可能

カシオPRO TREK Smartが小型化 新スマートウォッチ「WSD-F30」

2018年08月30日 10時30分更新

「PRO TREK Smart(プロトレックスマート)」シリーズの新モデル「WSD-F30」。ベゼルの内周がレコードのように溝が切られていてカッコいい ※写真は試作機につき、発売される製品とは仕様が異なる場合があります

 カシオ計算機は、アウトドア向けスマートウォッチ「PRO TREK Smart(プロトレックスマート)」シリーズの新モデル「WSD-F30」を8月30日に発表した。ブルー、オレンジ、ブラックの3色展開で、発売は2019年1月の予定。

 プロトレックスマートは、Wear OS by Googleを採用したタッチスクリーンスマートウォッチ。低消費電力GPSとオフラインで利用できるカラー地図を活用することで、スマートフォンの電波が届きにくい場所でも、地図を見たり位置情報をWSD-F30に記録することができる。iPhoneやAndroidスマートフォンともに利用可能。

進化ポイント①:3日間、オフラインカラー地図とGPSが利用可能

 新たに搭載した「エクステンドモード」に設定すると、事前にダウンロードしたカラー地図とGPS機能を、1回の充電で最大3日間のアクティビティーで活用できるとうたう。この3日間とは、GPSによる位置情報記録(間欠測位)とカラー地図表示を1日8時間、連続3日間利用した場合の目安だという。

モノクロ表示では、時刻のほかに「気圧、高度、方位」などのセンサーで取得した情報を表示

 エクステンドモードでは、通常時はモノクロ表示で時刻と気圧、高度、方位などのセンサーで取得した情報を表示、ボタンを押すことでカラー地図を表示する。この間は、Wear OSによるスマートフォンとの通信は実施しないため、スマートフォンの通知は表示されない。

 あらかじめ入力したスケジュールに従い、睡眠中は自動的にWear OSをオフにするなど、電力消費の少ない状態に切り替えることで電力消費を抑える。最適な電源管理をすることで、泊まりがけのアクティビティーでもオフライン地図上で現在地や行動ルートの軌跡の確認が可能だという。

進化ポイント②:有機ELを初採用した進化した2層ディスプレー

 既存モデル「WSD-F20」はカラーTFT液晶とモノクロ液晶の2層構造であったが、WSD-F30はシリーズ初の有機ELを採用。地図や情報の表示が、従来よりも精細になった。

ディスプレーをカラーとモノクロの2層に重ねることで、マルチタイムモードの場合は、およそ1ヵ月も時刻と計測情報を表示可能

 フル充電後、およそ1ヵ月の電池寿命を実現するという「マルチタイムピースモード」では、スマートフォンとの通信とカラー表示をオフにし、モノクロで時刻と気圧、高度、方位などのセンサーで取得した情報を表示。毎日充電をすることが難しいアウトドア活動中や充電ケーブルを忘れた場合でも、アウトドアで役立つ情報が長期間にわたって確認できる。

ディスプレーにカラー有機ELを採用したことで、従来より情報を精細に表示

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この特集の記事