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インバウンド集客にも有効なキャッシュレス決済

電子決済の申し込み方法から導入のメリットまとめ

2018年08月31日 10時00分更新

 前回は、株式会社エム・ピー・ソリューションが提供する電子決済サービス「KAZAPi」で採用されている決済端末について紹介した。今回は、店舗がKAZAPiを導入するまでの手順やランニングコスト、決済料金の入金サイクルなど、運用時の流れについて紹介する。

KAZAPiの契約は、契約書に必要事項を記入して送付するだけ

 ではまず、KAZAPiを導入するまでの流れを確認していこう。とはいえ、その手順は思っているよりもかなり簡単なものとなっている。

 はじめに、KAZAPiを運営しているエム・ピー・ソリューションに問い合わせをして申し込みを行なう。申し込みは電話、またはKAZAPiの公式ホームページにある問い合わせフォームからでも可能だ。問い合わせを行なうと、エム・ピー・ソリューションから最新の情報がメールで届き、希望すればエム・ピー・ソリューションの担当者から電話による説明も行なわれる。その段階で、決済機器の設置方法や使い方、利用時に必要となる費用、決済時に必要となる手数料などが詳しく説明される。もちろん、そこで不明な点などがあれば、じっくり相談可能だ。

 そして、扱い方や費用などに納得ができたら、別途送付される申し込み書に必要事項を記入して返送。エム・ピー・ソリューションでの審査を経たら、各電子マネーが登録済みの端末が送られてくる。希に、一部業種で申し込み時に営業許可証や店舗情報などの提出が必要になる場合もあるとのことだが、基本的には申し込み書を提出するだけでよい。なお、KAZAPiの利用ができる業種は、公序良俗に反する業種以外については、特に制限は設けていないという。なお、申し込みから利用開始までには、通常1ヶ月ほどかかるという。

 届いた決済端末は、発送時に設定が完了しており、店舗に届いたらコンセントに接続、またはバッテリーを充電するだけですぐに利用可能となる。決済端末は携帯電話の回線が内蔵のため、通信回線を別途用意する必要もないし、端末を設置するための工事も不要。レジ周りに決済端末を設置する場所をあらかじめ確保しておけば、届いた段階ですぐに利用可能となる。この他、電子マネーやクレジットカードが利用できることを示すポスター、ポップなどの販促品も無償で提供される。

 このように、申し込みから利用開始までの手軽さが、KAZAPiの大きな特徴となっている。

(次ページ)気になる導入コストはいくら? 売上げ振込はいつ?

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