11.6型液晶を搭載したマウスコンピューターの「m-Book C100SN-S2」は、SSDと4コアCPUのCeleron N4100を搭載したモバイルノートパソコンだ。メモリーもしっかり8GB搭載し、標準構成時の価格が6万2424円からで、高いコストパフォーマンスが特徴となっている。外観を紹介した前々回と、実際の使い勝手を紹介した前回に続いて、今回はベンチマークでスペックをみていこう。
低価格でもSSD搭載でキビキビ動作
まず、ストレージの速度を計測してみる。使用したのは「CrystalDiskMark」。結果は以下の画像の通りで、かなり高速だ。さすがはSSDといったところで、キビキビとした動作を保証してくれる。実際にファイルアクセス時はレスポンスがとてもよかった。
次は、3DレンダリングなどでCPUの性能が計測できる「CINEBENCH R15」をチェック。結果は以下の通り。4コアCPUであるため、低価格帯ながらかなりいい数値を出してくれた。
マシン全体の力を測るため、「PCMark 10」「3DMark」「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト」を実行してみた。
パソコンの総合力をみる「PCMark 10」において、総合スコアは1848であるものの、ソフトの起動速度やウェブ閲覧の快適さを表すEssentialsでは5040という十分な数値になった。また、表計算ソフトやワープロソフトの動作を見るProductivityにおいても、3128となかなかな結果を出している。モバイルノートの用途を考えれば、この数値は問題ないであろう。
3Dグラフィックス性能を計測する「3DMark」の結果は以下のとおりとなった。CPU内蔵のインテル UHD グラフィックス 600を使用しているため、それほど良好な数値というわけではないが、コストパフォーマンスを重視した11.6型モバイルなので、これは普通であろう。
最後に「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver1.51」を2パターンで実行した。1回目は、グラフィック設定を標準品質、解像度を1280×720ドット、表示方法をフルスクリーンに設定。2回目はグラフィック設定を最高品質、解像度を640×480ドット、表示方法をフルスクリーンとした。結果をみるとわかるが、解像度の高い1回目でも十分普通にプレーでき、解像度を落した2回目では快適な動作が見込めると出た。ライトな3Dオンラインゲームなら、フルHDで快適にとまではいかないが、設定次第で十分遊べるので、旅行先でも夜は冒険を続けられそうだ。
低価格でビジネス用ノートパソコンがほしい人にピッタリ!
そのほか、バッテリー駆動時間がカタログスペックで約6.1時間あるので、モバイルシーンで使うには十分な稼働時間を確保している。
m-Book C100SN-S2は、外出先はもちろんオフィスや自宅でもビジネスユースとして使用するには十分な性能を持ち、動画閲覧や軽い3Dゲームをあそぶのであれば問題ないマシンといえるだろう。
試用機の主なスペック | |
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機種名 | m-Book C100SN-S2 |
CPU | Celeron N4100(クアッドコア、定格1.10GHz、最大2.40GHz、4MBキャッシュ) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 600 |
メモリー | 8GB |
ストレージ | 240GB SSD(SATAIII接続) |
ディスプレー | 11.6型(1366×768ドット) |
内蔵ドライブ | ー |
通信規格 | 有線LAN(1000BASE-T)、無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)、Bluetooth 5 |
インターフェース | USB 3.0端子×1、USB 2.0端子×2、HDMI端子、D-sub 15ピン、マイク入力端子、ヘッドフォン出力端子、マルチカードリーダー |
サイズ/重量 | 幅292.4×奥行206.5×高さ24.5~29.9mm/約1.2kg |
OS | Windows 10 Home(64bit) |
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