SPEC:
メーカー●ローランド ●発売中 ●実売価格 5万4000円前後
手軽なのにメチャ楽しい~、空き時間に吹けるウィンドシンセ
時間があったらやりたいこと。それは楽器である!
とはいえ社会人にもなるとまとまった時間をコンスタントに確保するのは大変だ。ギターやピアノを人に聴かせられるレベルまで習得しようと思ったら、数年、場合によっては10年単位でコツコツ練習しなければならない。
夏休みの数日でやれる楽器なんてそうそうないのだ。
なんて思っていたところに遭遇したのがこの製品。ローランドの「Aerophone GO」(AE‐05)だ。
簡単に言えば、ウィンドシンセ。つまり吹けば音が出る電子楽器なのだ。
これが簡単で楽しい。
演奏方法は音楽の授業で習ったリコーダー(縦笛)とほぼ同じ。思い出しながらやっているうちに、1曲吹けてしまった。ヘッドフォンもつなげるため、家でも簡単に練習ができる。
本体は軽く、長時間使っても負担が少ない。ストラップを首からかけて演奏するが安定感も問題なかった。
見た目は、オカリナを巨大化したような独特なもの。家族や友達に見せたらインパクト抜群だろう。SFに登場する異世界生物のような雰囲気もあるが、キーの頭に指がピッタリと収まり、押さえやすいなど、使い勝手は考えられている。
音色は本体の後方につまみがあって11種類が選べる。また別のつまみで移調もできるので、Cの音階でしかリコーダーを吹いたことがない筆者のような人には便利。ちなみに管楽器にはB管とかC管とかいろいろあるが、経験者なら過去にやったことがある指使いに合わせられる。
もちろん電子楽器なので、スマホなどとの連携も万全だ。Bluetooth搭載で専用アプリと接続可能。中に入った曲を伴奏に演奏を楽しめるわけだ。曲のテンポを落として、特定の部分を繰り返し練習できる。さらに楽曲のメロディー部分を消音する機能もある。最大7台を同期したセッションにも対応する。
本体内蔵のスピーカーだけでは若干チープな面もあるのだが、外部スピーカーとつなぐことで音はそこそこリッチに。
USBやBluetoothでのMIDI接続にも対応している。本格的な音源を使った演奏も楽しめそうだ。
ASCII.jp こばきゅう
小学校時代、THE SQUARE(当時)のリリコンに衝撃を受けた私は、ピアニカや縦笛でTRUTHを真似してみたが、うまくいかなかった。その後、サックスを海の見える公園で練習することもなく大人になってしまった私が出会ったのは、テクノロジーがウィンドシンセ演奏を手軽にした事実だった……というと大げさか。
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