「新宿弁当」
購入場所:新宿駅南口・東南口改札内「駅弁屋 頂」
値段:1200円
内容:中央線沿線の名物を詰めたお弁当
皆さんこんにちは、鉄道フリーランスの若林です。今回はわたしが執筆を担当します。今日乗りたい路線は、山梨県の富士急行線。そこで、その乗換駅である大月までの行程で、今回も駅弁を楽しみたいと思います!
今日のはじまりは新宿駅です。南口・東南口改札内にある「駅弁屋 頂」で「新宿弁当」を購入し特急ホームへ。今から乗るのは、昨年12月に運行開始した新型車両E353系! 8時ちょうどのあずさ2号……ではなく9時31分のかいじ101号で出発です。
今日はあいにくの雨模様ですが、それでも車内は半分ほど席が埋まり、ビジネスマンや旅行客など、いろいろな方々が乗っています。淡い青色の座席はとてもゆったりしていて、なおかつ涼しい印象も感じられますよ。
さて、今日は八王子を出発したタイミングで駅弁をいただきましょう。今回の新宿弁当にはこんな掛け紙がかかっています。これを開けると……?
どどん!
ソースかつや野沢菜など、中央線が通る山梨、長野の名物が一箱に詰まったお弁当です。まずはご飯から。スペースいっぱいに詰まったご飯の上には、信州の安養寺みそを使った鮭のみそ焼きが乗っています。味噌というとこってりした味だと思うかもしれませんが、そんなことはなく、ほんのり味噌が香る程度なので食べやすいです。横にちょこんと乗った小梅を挟みつつ食べ進めるのがおすすめですよ。
ご飯の左上には、信州の野沢菜、信州りんごのたれを使った牛焼肉、そして江戸東京野菜指定「内藤とうがらし」を使ったしいたけの煮物が入っています。野沢菜のほどよいしょっぱさと、しいたけの甘辛な風味のおかげでご飯がさらに進みます。個人的にはこのしいたけがとても気に入りました(笑)。焼肉も食べごたえアリ!
続いてご飯の右上にはかまぼことたまご焼き、甲州名物の甲州煮とソースかつ、そして巨峰の寒天餅が入っています。かつはソースが染みていてとても濃厚ですが、一方で甲州煮は素材の味が引き立っているため全体のバランスがよく取れています。寒天餅はリッチな甘さで締めにピッタリ。
高尾を過ぎて車窓に山々が見えてくる頃には雨も弱まり、まるで遠くが霧に包まれたような景色になっていました。中でも山梨県に入って鳥沢~猿橋間で渡る鉄橋は、眼下に雄大な川とのどかな風景を同時に楽しめる、この区間屈指のビュースポット! この風景を見ながら駅弁を食べるのもまた楽しいものです。
ごちそうさまでした!のんびりしていたら食べ終わった時点で到着直前になってしまったので、急ぎ足で下車。皆さんはぜひ、焦らずに駅弁と中央線の風景を楽しんでくださいね。では、わたしはこれから富士急行線で河口湖方面へ行ってきます。
書いた人:若林 健矢(わかばやし けんや)
幼少期から大の鉄道好きなフリーライター。その魅力を自分で発信したくて2018年の大学卒業時より活動を始めた「鉄道フリーランス」。乗り鉄として、地元の神奈川を中心に気ままに列車に乗っている。その影響で走行音のモノマネという特技も身についた。お酒やコーヒーよりも紅茶をよく飲む。Twitter、facebook、個人ブログをやっています。
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