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スキルアップしたい社会人に向けたサイト「StudyWalker」オープン

2018年08月06日 13時00分更新

 KADOKAWAは8月6日、社会人のスキルアップ応援サイト「StudyWalker(スタディ・ウォーカー)」をグランドオープンした。

 StudyWalkerではSNSで人気の著者による、社会人の学びに役立つ記事がたくさん読めるほか、スキルアップやキャリアチェンジに役立つ著者などへのインタビュー記事を掲載。

 敬語や語彙力、英会話フレーズ、TOEICなど社会人なら知っておくと役立つミニテストやクイズも多数掲載。また、転職に役立つSPIやビジネスマナー、雑談に役立つ雑学などがすき間時間に楽しく学べるとのこと。

 そのほか、StudyWalkerが厳選した学びにつながるビジネス書・自己啓発書・語学書(英語)の連載や、社会人が学ぶうえで参考になるスクール取材記事が読める。スクールや通信教育をはじめたいときに、参考になる情報も盛りだくさんだという。

ターゲットは20~30代の社会人

 同サイトのターゲット読者層は、20代後半から30代半ばの社会人男性。この時期は、今後のキャリアアップ・スキルアップを考える分岐点に差し掛かる頃。「社会人になって仕事もだいぶ覚えた頃、これからどのように、どんな場所で活躍するかは、非常に重要なテーマです。仕事だけでなく、人生の悩みも増えてくる時期でしょう」(StudyWalker編集部)。

 しかし、働き盛りの社会人が「学び直し」の時間や予算を確保するのは、なかなか難しいのが現状。2015年に文部科学省が実施した調査(「社会人の学び直し等に関する現状等について」)の結果によると、社会人の約89%が再教育を「受けたい」「興味がある」と回答。一方、社会人の大学院進学の障害として「勤務時間が長くて十分な時間がない」「費用が高すぎる」「職場の理解を得られない」と回答した人が多い結果となった。

 また、今後「独学」は、ビジネスの現場で生き残るために重要だと指摘する声も高まっている。2045年にはAI(人工知能)が人間の知能を凌駕するといわれている。AIなどのテクノロジーの発達により、破壊的イノベーション「デジタル・ディスラプション」が起これば、既存の仕事が奪われる可能性は高い。実際、金融機関など一部業種によっては、既にその懸念が示されているものもある。ある日突然、仕事がなくなるという可能性も否定できない。つまり、常に学び続けなければ、生きていけない時代になりつつある。

 そうした不安を解消するには、「学び直し」が非常に有効である。政府も「人生100年時代構想会議」の中で、リカレント教育(学び直し)の分野において、教育訓練給付金の制度を拡充すると明らかにしている。今後、社会人向けの学び直しのサービスはますます増えていくことだろう。

 StudyWalkerは、こうした社会背景から生まれた新しいウェブサイト。「スキルUP」「英語学習」「資格取得」「マネーテク」の4つのジャンルで、社会人の漠然とした悩みや不安を解消し、キャリアアップやスキルアップに役立つコンテンツを無料で提供していく。電車などのすき間時間に学べるミニテストや、頭の体操にもなるクイズコンテンツも用意し、日々の学習支援をしていく。

 コンテンツ内容も多彩だ。上述したミニテスト・クイズのほか、KADOKAWAがこれまで世に出してきた、社会人の学びに役立つ書籍コンテンツ、SNSで人気のブロガーなどによるスキルアップ&キャリアアップのコツ、社会人の独学&通学に役立つ耳寄り情報など、様々な角度から、学び直しに役立つ情報を提供していく。StudyWalker編集部は「『学び直し』や『新しい働き方』をテーマに、これからの時代で活躍するための提案も行っていきたい。今後のStudyWalkerにぜひご期待ください」とコメントしている。

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