アスキーのグルメ担当ナベコです。この連載では、全国各地にチェーン展開している居酒屋を取材し、おすすめメニューなどを紹介します。通常のグルメレポートと異なるのは、料理やお酒などドリンクメニューの紹介以外にも、どういったお店なのか店内状況に至るまで、実際に利用する人目線でお届けします!
※あくまでもナベコが取材した店舗を基に記事を作っています。同じチェーン店でも店舗ごとによって環境が異なる場合もございます。予めご了承くださいませ。
チェーン店はメニューが豊富だったり、値段も比較的安価だったりと利用する機会が多いですよね? ただ、意外と困るのが「公式サイトなどではわからないこと」もあるという点。たとえば、お箸が割り箸なのか、おしぼりはタオルなのか、などなど。飲み会などのシーズンでは、幹事を務める人が出席する人の要望にできる限り応えるという使命が(たぶん)ありますよね。そういうときに役立つような情報も本連載で紹介します。
今回取材に行ったのは、店舗数をめきめき拡大中の「鳥貴族(とりきぞく)」。以前、この連載で取り上げましたが、今回は「ひとり」で行ってみることにしました。
店舗情報
「鳥貴族(とりきぞく)」
公式サイト:https://www.torikizoku.co.jp/
料理ジャンル:焼鳥
看板メニュー:「もも貴族焼き(たれ)」など
ひとりだと混んでいても入店しやすい
平日夜に、都内にある鳥貴族に行ってきました。今宵も飲むべし! ひとりで!
20時台にお店にいったところ、まさかの満員。店頭にある入店受付デバイスをみたところ、徒歩で行ける近くの別店舗のほうが待ち人数が少ないとわかったので、せっせと移動しました。鳥貴族で飲むために。近隣店の混雑状況も把握できるので、鳥貴族はこういうポイントも非常に便利。
そちらもほぼ満席だったのですが、カウンター席が空いていたのでスッと案内してもらえましたよ。ひとり飲みは、カウンターでイケるので入店に有利!
ちなみにカウンター席は、2席ずつのブース仕様になっていて、隣の席との仕切りがあるためひとりでも気兼ねなく楽しめまず。テーブルの奥行きもゆったり。ほっと落ち着く席で、ひとりにはぴったり!
今宵の私にカンパイするために、1杯目に頼んだのは「生ビール」。言うまでもないチョイスです。
鳥貴族のメニューはすべて298円。ビールは「ザ・プレミアム・モルツ」なのに298円なんです。プレモルがこんなに安く飲めるなんて!
この連載では毎回、ビールの液体と泡の比率を測っています。今回の鳥貴族のプレモルは、液体と泡の比率13cm:3cmでした。理想の比率が7:3と聞いたことがあるので、ちょっと泡が少なめ? ただ、口が広がっているタイプのジョッキなので、実際の量ではいい感じのバランスなのかもしれません。
ジョッキを上げて、心の中で「カンパイ」。仕切りあるので、このように自撮りするにも都合がいいです。ひとりインスタ映えできますね。
注文はタブレット ひとりの世界をとことん楽しめる
鳥貴族にはお通しはありません。お通しがないぶんお金を抑えられるので、より一層リーズナブルに飲めますよね。毎日お酒をたしなむ人にとってありがたいです。
さて。店内の雰囲気をお伝えします。店内は照明を少し落としていて、いわゆる「居酒屋さん」の雰囲気。ですので、ひとりで来たときに、読書などをされるような方にはやや向かないかもしれません。暗めなので。スマホやタブレット見るぶんには問題ありません。私はひたすらFacebookを見ていました。
料理やドリンクの注文は卓上の専用端末から。ひとりで飲んでいると、なるべく他の人と会話したくないという気持ちになることがありますが(私の場合)、端末から注文できるので店員さんとの会話も極力少なくすませられます。
メニューは、端末以外に紙のメニュー表も用意されているのが見やすくてよかったです。端末だけだと、ページが細かく分けられているため、全容がわかりづらいこともあるんですよねー。
おしぼりは紙タオルの使い捨てタイプのものでした。一方でお箸は、木製のしっかりしたタイプのもの。お箸だけでも、使い捨てではないというところにこだわりがあるのかもしれません。
ところで、卓上には焼き鳥屋さんだったら置いていそうな「七味」などはありませんでした。ただ、そこも考えられていて、必要な調味料のみを注文して出してもらう仕組みです。あくまで調味料は無料。ですが、卓上に置かないことで余計なロスを減らせるのでしょう。
なお、卓上には灰皿が置かれていて、喫煙オーケーでした。ただ、鳥貴族には、店舗によっては分煙対応をしていて、公式サイトからも検索できます。たまたま今回行った店舗では分煙していない店舗のようでした。
お野菜もたっぷり食べられるのが魅力
料理はすべて298円。うっかり高い料理を注文してしまう、ということがないので気軽に選べます。
居酒屋さんで飲むときに、意識しているのは「野菜」。普段、あまり野菜を食べることがないと、外食の時だけでもしっかり野菜を取り入れたいじゃないですか。鳥貴族では焼き鳥と相性がいい「キャベツ盛」がおかわりし放題。最初に頼んでおくとよいですね。
ポン酢のようなタレがかかっていて、あっさり。シャキシャキしていてたくさん食べられます。
冷やしトマトも頼みました。夏はトマトの真っ赤な色が涼やかで惹かれます。トマト1個ぶんのボリュームでしょうか。一人飲みのいいところは、こういった料理も一人占めできること。トマトの相棒であるマヨネーズも添えられていますよ。
野菜の流れで、串はピーマン肉詰めに。半分に切ったピーマンの中に鳥貴族ご自慢のつくねが! タレはポン酢味です。
これ大好きなメニューです! ピーマンの青々しい味と、つくねの甘み、さらには旨味が合わさります。ちょっぴり苦くておいしい、大人の味。絶妙です。
辛党な人は外せない「よだれどり」。よだれが出るほどおいしいという意味の料理です。
柔らかい食感の鶏肉。この料理の決め手は、ピリ辛のソース。ベースはあさりエキスで、七味唐辛子、花椒、花椒油、ラー油などを入れて辛さとコクと旨味のある味に仕上げているそう。
しびれるような感覚もあり、夏にぴったりな刺激的な味わいです。たっぷりのネギとナッツのトッピングも本格的。
いずれも298円というお手頃価格なのに、ちゃんと「おいしい」です。うれしくってお酒が進んじゃう。
各種チューハイも298円! なんでも気軽に試せる
お酒も298円均一。今回は、夏らしく彩りがきれいなお酒を中心に攻めてみました。
手始めに赤じそチューハイを注文。赤じそを使ったさっぱりした味わいのチューハイ。酸味があって後味がキュッとします。私は「梅干サワー」なども好きなのですが、「しそ」のほうが、香りが爽やかに立ちますね。健康的で飽きが来ません。
気になったのでみかんチューハイも飲んでみました。どうやら国産「不知火」果汁を使用しているとのこと。みずみずしくて果実味があるのですが、チューハイとしてのお酒感もそこそこあります。辛いよだれどりにも合いました。
続いてはゆずはちみつチューハイ。ゆずの爽やかな香りとはちみつの甘味。それなりに濃厚で、女性に人気であろう味だと思いました。私としてはもう少しさっぱりめな味が好きですが、喉が枯れているときにもおいしく飲めそうです。
オススメはピーマン肉詰
どのメニューもおいしくて満足できましたが、今回のいちばんのオススメは「ピーマン肉詰め」です。あらためてですが、ピーマンの食感がシャキシャキしていて、つくねの味を受けてくれます。炙ったつくねの香ばしさもいい!
野菜がメインにもかかわらずボリュームたっぷりに食べられるメニュー。鳥貴族に行ったときにはぜひ食べてみてください。
人目を気にせず気兼ねなく飲めるのが鳥貴族での一人飲みのメリット
ひとり飲みをしてみてうれしかったのは、最初にも書きましたが、カウンター席に仕切りがあって他からは見えづらいところ。「ひとりなのに、そんなに飲むの?」 といった視線があるとツライですが、仕切られているのでひとりの世界にひたれます。
見えづらいため、他のお客さんに声をかけられるということもなさそうです。
あと、現実的な問題で、ひとりで飲みに行くとお手洗いに立つときの荷物が気になりますが、それも見えづらいぶん不安も少なめです。といっても、最低限お財布などは携帯したほういい、というのはもちろんですが。
なお、カウンター席の仕様は、店舗によって異なるかもしれませんので、ご了承ください。
お手洗いは個室タイプ
お手洗いは、男性、女性、男女両方の個室がそれぞれあるパターンでした。個室の中はそこそこ広く清潔でしたが、洗面所がひとつなので、手を洗う時に混むことがありました。カジュアルなお店なので、そこは特に気にはなりませんでしたけどね。
ひとりでベロベロするまで飲んでお会計は2568円
今回、ひとりでお酒4品、料理4品で計8品頼みました。お会計は税込額2568円。お酒を4杯も飲んでいるので、ひとりで飲み食いしました。しっかり飲んでしっかり食べられて大満足。それでこの額であれば、抑えられています。お酒を1、2杯、料理を3品程度で済ませたら、1000円代で済むでしょう。
鳥貴族を使えそうなシチュエーション
・一人飲みできる居酒屋を探している人
・少人数での飲み会
・若い人の飲み会
・4人以上の飲み会(一人飲みしないのであれば!)
■「鳥貴族」で好きなメニューを教えてください
みなさんは「鳥貴族」に行くとなにを頼みますか? ナベコTwitter(@wagomunabe)に教えてください。Facebookもやっています!
ナベコ
寅年生まれ、肉食女子。特技は酒癖が悪いことで、のび太君同様どこでも寝られる。
ビール、日本酒、ワイン、ウイスキー、レモンサワー、ホッピー、アルコール全般が大好き。お酒に合う塩分高めの食事も。
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